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フィリピンを拠点に世界に飛躍

魅惑の英語人材を生かそう

2011年8月25日(木)

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 今、フィリピンにグローバル企業の注目が集まっている。

 そう聞いてもピンと来ないかもしれない。中国に次ぐ成長市場として各企業が虎視眈々と進出を狙うASEAN(東南アジア諸国連合)諸国。国内市場の成長性ではインドネシアやベトナム、未開拓市場として押さえたいのはカンボジアやラオス、従来から日系企業の拠点となっているタイ。金融やIT(情報通信)で注目のシンガポールとマレーシア…。フィリピンの名はなかなか挙がらないかもしれない。

 フィリピンには巨大な国内市場や莫大な天然資源があるわけではない。フィリピンの2010年のGDP(国内総生産)はASEAN諸国中、第5位、1人当たりGDPは同第6位。ASEAN主要国の中では工業化も遅れ気味だ。

 そんなフィリピンの最大の資源とも言えるのが英語を公用語とするフィリピン人。つまり英語人材だ。インターネットなどの通信手段の発達により、フィリピンは一大、アウトソーシング基地になっている。

コールセンター業務でインド抜く

 フィリピンのコールセンター事業は2010年、60億ドル(約4600億円)規模に成長した。アウトソーシング王国、インドを抜いて世界シェアでトップになったと考えられている。

 その成長速度にインドの経済誌「Business Today(※)」は2010年9月1日の記事で「急成長を続けていたインドのBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービス産業が戦略の転換を迫られている。インドの雇用環境の悪化からフィリピンに拠点を移す動きが出てきたからだ」と懸念を表しているほどだ。

 フィリピンがBPOの拠点として注目される理由を同誌は「フィリピンの大学卒者は年間35万人に上る。学校教育が英語で行われているため、新卒者のほとんどは英語が堪能だ。フィリピンはかつて米国領だったことから、両国は文化的にも近く、治安も比較的よい。フィリピン人の英語のアクセントはBPOサービスの主要顧客である北米、特に米国の人々にとって聞き取りやすいのも大きな要因」と分析する。

※ 「Business Today」は日経ビジネスの翻訳権特約誌。上記の翻訳記事は http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20101013/216624/

低コストで優秀な英語人材が雇える

 では、フィリピンの優秀な英語人材は日本企業、日本人にとってどのような活用方法があるのか。

 1つはフィリピンに顧客対応の拠点を作り、ここから電話やインターネットを使って、北米、オーストラリア、欧州など英語圏に向けて営業、受注、サポート業務をすること。

 もう1つはインターネットを利用したオンライン英会話だ。

インターネットを利用したアンケート調査が主要事業の「リサーチパネルエイジア」(渋谷区)は、米国の顧客獲得のため2010年8月、フィリピンにオペレーションセンターを設立した

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「フィリピンを拠点に世界に飛躍」の著者

宇賀神 宰司

宇賀神 宰司(うがじん・さいじ)

日経ビジネス記者

日経クリック、日経ベンチャー(現・トップリーダー編集などを経て、2007年1月から日経ビジネス編集記者。流通、中小ベンチャー、マネジメント、IT(情報技術)を担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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