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盛り上がる「ビッグデータ」

米HPが本格参入、顧客ニーズも着実に高まる

  • 戸川 尚樹

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2011年9月1日(木)

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 今思えば、HPのレオ・アポテカーCEO(最高経営責任者)は、PC事業の分離検討やタブレット型PCからの撤退を割と早い時期から考えていたふしがある。今年3月2日、記者がアポテカー氏にインタビューした際、2010年11月~2011年1月期の業績について、「サーバーやストレージ、プリンターは好調だが、個人向けPC事業の不調には落胆している」と、ふがいなさにいらだっていた。

 今年2月に発表した独自OS(基本ソフト)「WebOS」搭載のタブレット型PCの投入については、2010年11月にCEOに就任したばかりのアポテカー氏の決断なのかどうかが不明だったこともあって、「タブレット型の投入を決めたのはあなたですか? 前任者ですか?」と聞いてみた。すると、「自分ではない」と述べるだけで、思い入れはさほどないといった素振りだった。

PCビジネスは“賞味期限切れ”

 サービス事業や企業向けサーバー事業、プリンター事業の営業利益率が平均約15%であるのに対し、PC事業のそれは6%と高くはない。元々アポテカー氏はERP(統合基幹業務システム)ソフト最大手の独SAPの出身だ。企業の大規模情報システム向けソフトウエアのライセンス料金と、「高価」な年間保守サポート料金で安定収益を上げるERPソフト事業の旨みを熟知している。

 それだけに同氏が、利益率が低くスマートフォンの台頭で製品としての“賞味期限”が切れつつあるPCに見切りをつけるとしても不思議はない。

 いずれにせよ記者が関心を持ったのは、8月18日にPC事業の分離検討と同時にHPが発表したM&A(合併・買収)案件だった。HPはデータ分析ソフトメーカーである英オートノミーを103億ドル(7890億円)で買収することを明らかにした。アポテカー氏は、今年から本格参入したクラウドサービス事業に加え、「ビッグデータ(爆発的に増えるデータ)」事業を新たな収益の柱にしようと考えているようだ。

 ビッグデータといっても、聞き慣れないかもしれない。ビッグデータとは、利用者が急増中のソーシャルメディア内の文書や音声、動画、メール、地図、GPS(全地球測位システム)データなど、膨大かつ多種多様な形式のデータ群を指す概念だ。HPは今後、ビッグデータの収集・管理・分析に対する企業ニーズが高まると見て、オートノミーのデータ管理・分析ソフトウエアに触手を伸ばした。

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