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SNSで決まる就活戦線

会社と学生、「ソー活」に突入

2011年10月4日(火)

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 大型の台風15号が過ぎ去った後の東京はすっかり涼しくなった。今では1年中、電車の車内などで黒いスーツを着た若者を見かけるようになったが、これから秋が深まるととともに、2013年卒業予定の大学生の就職活動が本格始動することになる。

 昨年まで、秋口に就職情報サービス各社が東京都内で開いていた大学3年生向けのキックオフイベントには、週末の2日間で延べ6万人近い学生が参加している。近年は大学がチャーターしたバスで地方から駆けつける学生も珍しくない。約45万人の民間企業就職希望者の1割超が一斉に動き出す計算だ。

 こうした就職イベントの開場前には大抵、最寄りの駅から会場まで長蛇の列が出来上がる。黒いスーツを着込んだ学生の姿は遠くから見るとアリの行列のようで、何度見ても奇妙な印象を受ける。学生の個性が感じられない就職活動を評して多くの海外メディアが「日本病の象徴」と呼ぶのも無理はないと思う。

 就職活動の開始時期ばかりか、服装まで周囲に合わせてしまう横並び意識の背景に、長引く就職難があるのは間違いない。「ならば新卒採用現場はさぞかし買い手市場なのだろう」と思われるが、近年はそうでもないようだ。学生の間ではなお大手志向が根強く、人気企業が殺到する応募者への対応に悲鳴を上げる一方で、中堅・中小企業の多くは学生集めに苦戦している。内定者数が採用計画に達しないため、他社が内定式を始める時期になっても採用活動が終わらない企業が相次いでいる。

学生からは採用活動の現状に不満が噴出し始めた(2010年11月、東京都新宿区)

 もちろん企業側にも就職難を深刻にしている原因はある。一握りの優秀な人材の奪い合いに終始するあまり、一部の企業は大学3年生のうちから学生を囲い込む「青田買い」に走るなど、バブル期を思わせるような採用活動に逆戻りしている。2012年卒の採用では内々定を出した学生をライバル企業の選考日に呼び出す「内定拘束」さえ復活したもようだ。

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「SNSで決まる就活戦線」の著者

白石 武志

白石 武志(しらいし・たけし)

日経ビジネス記者

日本経済新聞社編集局産業部(機械グループ)、京都支社、産業部(通信グループ、経営グループ)を経て、2011年から日経ビジネス編集部。現在は通信、半導体、家電業界などを担当する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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