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ダイハツ「イース」に見るクルマ復権のヒント

“第3のエコカー”はデートに使え

2011年10月6日(木)

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 「安かろう悪かろう、なんじゃないか」。ダイハツ工業が新設計の低燃費・低価格の軽自動車「イース」構想を発表してから、ライバルメーカーは半信半疑の目を向けてきた。

 無理も無い。「ガソリン1リットル当たり30kmの低燃費と最低価格80万円以下を実現する」。軽量の軽自動車とはいえ、あまりにチャレンジングな目標に見えた。

 ところが、ダイハツは公約を実現した。9月20日に「ミラ イース」と名付けて発売した新型車の価格は79万5000円から。燃費も実際の走行時に近いとされるJC08モードで計測して1リットルあたり30kmを達成した。馬場建二専務執行役員・営業本部長は「初年度12万台の販売目標を掲げているが、道筋は見えた」と手応えを語る。

 1リットル当たり30kmと聞いても、実感がわかない人も多いだろうから、エコカーの代表的な存在であるハイブリッド車と比べて見よう。トヨタ自動車の「プリウス」は1リットル当たり32.6km、ホンダの「フィット ハイブリッド」は同26kmだ。ダイハツはイースについて、ハイブリッド車、電気自動車に続く「第3のエコカー」と称しているが、それにふさわしい燃費性能を実現しているといえる。

 ちなみに79万5000円という価格はハイブリッド車のほぼ半分。(プリウスは205万円から。フィット ハイブリッドは159万円から)。もちろん軽自動車と登録車という違いがある以上、一概に比較はできない。例えばトランク空間など、それ以外にも重視すべき部分はあるだろう。それでも燃費と価格に重きを置く消費者にとって、イースのスペックは魅力的といえる。

ダイハツ「ミラ イース」

「安かろう悪かろう」の懸念にどう答えた?

 ただ、懸念も残る。2009年にインドのタタ自動車は「ナノ」で10万ルピー(現在のレートで約16万円)という破格の価格を打ち出して話題を集めた。この「ナノ」は出足は好調だったが、その後はトラブルが多かったと報道された。

 イースは「安かろう悪かろう」に陥っている懸念はないのか。誰しも気になるところだろう。

 そこで、自分自身でイースを試乗してみた体験と、考えたことをお伝えしたい。もちろん、私はビジネス誌の記者であって、クルマの走りについての専門家ではない。普段乗るのは、国内メーカーのステーションワゴンと呼ばれるタイプのクルマだが、実際に運転するのは月に1度程度だ。詳細な試乗レビューは専門誌に譲るとして、ちょっと先に体験した素人ドライバーの率直な感想と受け止めていただきたい。

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「ダイハツ「イース」に見るクルマ復権のヒント」の著者

広岡 延隆

広岡 延隆(ひろおか・のぶたか)

日経ビジネス記者

日経コンピュータ編集部、日本経済新聞産業部出向を経て2010年4月から日経ビジネス編集部。現在は自動車など製造業を担当している。これまでIT、電機、音楽・ゲーム、自動車、製薬産業などを取材してきた。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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