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商は笑なり

伊藤忠商事・岡藤正広社長の現場力

2011年10月19日(水)

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 記者として駆け出しの頃、先輩記者から繰り返し聞かされたのが、「会社は人で書け」というセリフだった。会社とは、人、すなわち経営者の考えや哲学が反映された集合体に他ならない。だから、その会社について書きたいならば、まずは経営者を徹底的に取材せよ、と。

 それからいくばくか経験を積んだ今、感じるのは、やはり経営者の哲学や思想は、会社の姿を如実に映し出すということだ。魅力的な経営者が経営する会社は、やっぱり面白い。

 誠に勝手ながら、私の所属する日経ビジネスの使命の1つは、そんな面白い経営者を発掘し、世に紹介していくことでもあると思っている。今回は最近出会った魅力的な経営者を1人、紹介したいと思う。

 岡藤正広氏、伊藤忠商事社長がその人である。

岡藤正広・伊藤忠商事社長 写真:村田 和聡

 10月3日号から日経ビジネスで「伊藤忠商事・岡藤正広の経営教室」という連載の編集を担当している。コラムは読んで字の如く、大手総合商社のトップである岡藤氏に、ご自身の経営哲学を語ってもらう企画である。

 岡藤氏は、1974年に伊藤忠商事に入社。以来約30年間、繊維部門の営業一筋という、バリバリの営業マンである。しかも、商社人生の大半が大阪勤務で、出世コースと言われた経営企画部門も、海外駐在経験もゼロ。総合商社の社長としては、異例尽くしの経歴に、社長就任当時は、業界社内外で反響を呼んだ。

 だが、商社マンとしての実績は申し分なし。87年、イタリアの高級ブランド「ジョルジオ・アルマーニ」の輸入販売権を、競合他社との苛烈な争奪戦をかいくぐって獲得。その他、「トラサルディ」「ハンティングワールド」といった有名ブランドの輸入販売を次々と契約、独占していく。ブランド好きの方なら、そのうちの1つは伊藤忠が扱っているものがあるのではないだろうか。

 この実績を持って、岡藤氏は伊藤忠のブランド戦略における中興の祖と評されている。他の総合商社の繊維分門が次々と業績を落とす中、岡藤氏率いる伊藤忠の繊維カンパニーは、2002年3月期以降、8期連続で増益を記録。岡藤氏が繊維カンパニープレジデント(統括責任者)時代に、利益を倍増させた。繊維業界では「知らぬ者はモグリ」と言われるほどの有名人だ。

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「商は笑なり」の著者

蛯谷敏

蛯谷敏(えびたに・さとし)

日経ビジネス記者

日経コミュニケーション編集を経て、2006年から日経ビジネス記者。2012年9月から2014年3月まで日経ビジネスDigital編集長。2014年4月よりロンドン支局長。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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