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あのコーヒー大国には「スタバ」がない

コロンビアで貿易自由化を考える

2011年10月26日(水)

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 9月下旬、コロンビアの首都ボゴタを訪れた。10月24日号の『日経ビジネス』の特集「伸びゆく世界都市100」の取材のためである。

 コロンビアと聞いてみなさんはどのようなイメージを思い浮かべるだろうか。カルテルと呼ばれる麻薬組織が横行し、誘拐が頻発する「危険な国」と考える人も多いかもしれない。実際、出張に行く前には複数の同僚や知人から「そんな危険なところに行くの?」と驚かれた。

 恥ずかしながら、筆者も日本での事前の取材で、「コロンビアは大きく変わり、日本企業を含む海外からの投資が増えている」と聞くまでは、「危険な国」とのイメージを持っていた。コロンビアに向けて出発してからも、「本当に安全なのか」という疑念もあった。

夜も出歩ける安全な街に変貌

 過去には、日系企業の副社長が誘拐され、その後殺害されるという痛ましい事件も起こっている。1994年のサッカーワールドカップでオウンゴールをしてしまった選手が、帰国後に射殺されるという事件もあった。このあたりの事件の記憶が、今も「危険な国」のイメージを作り出しているのだと思う。

 しかし、実際に歩いたボゴタの町並みに「危険な国」の面影はほとんどなかった。夜になり、あたりが暗くなってからでも、ボゴタの中心部には人があふれ、女性が1人で歩く姿も珍しくない。地方の山奥などでは時折、誘拐事件も起きているが、ボゴタの中心部では、ひったくりなどの軽犯罪に多少、注意すればいい程度。以前は、日本企業の駐在員は防弾車での移動が不可欠だったことを考えると、その変化は劇的とさえ言える。

 ボゴタ市のクララ・ロペス市長は言う。「過去の負の遺産が今もつきまとっている。しかし、ボゴタは治安改善の一方でインフラ整備も進み、大きく変わっている」

コロンビアの首都ボゴタのクララ・ロペス市長

 10月24日号の特集でも触れているが、アルバロ・ウリベ前大統領が左翼や右翼のゲリラ勢力を徹底的に弱体化したことが治安向上につながった。時には隣国エクアドルの領内でゲリラ勢力を爆撃し、エクアドルとの関係が悪化したことさえある。それに合わせ、ボゴタ市では商業施設を24時間営業にする日を設けるといった施策も取った。夜でも安全に出歩けるということをアピールする狙いだ。

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「あのコーヒー大国には「スタバ」がない」の著者

小平 和良

小平 和良(こだいら・かずよし)

日経ビジネス上海支局長

大学卒業後、通信社などでの勤務を経て2000年に日経BP社入社。自動車業界や金融業界を担当した後、2006年に日本経済新聞社消費産業部に出向。2009年に日経BP社に復帰。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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