• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

「B級ご当地グルメ」でやってはいけないこと

B-1姫路大会、ベスト10メニューの共通点とは

  • 佐藤 央明

バックナンバー

2011年11月30日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 兵庫県姫路市で11月12、13日に行われた第6回「B級ご当地グルメの祭典 B-1グランプリ」。北は北海道、南は宮崎県から63団体が参加し、2日間で過去最高となる51万5000人を集めた。

 この大会で決定したトップ10のメニュー。実はある共通点があることをご存じだろうか。まずは選ばれた10団体をおさらいしたい。

 
1位  ひるぜん焼そば好いとん会(岡山県真庭市)
2位  津山ホルモンうどん研究会(岡山県津山市)
3位  八戸せんべい汁研究所(青森県八戸市)
4位  浪江焼麺太国 (福島県浪江町)
5位  今治焼豚玉子飯世界普及委員会 (愛媛県今治市)
6位  石巻茶色い焼きそばアカデミー (宮城県石巻市)
7位  熱血!!勝浦タンタンメン船団 (千葉県勝浦市)
8位  十和田バラ焼きゼミナール (青森県十和田市)
9位  日生カキオコまちづくりの会 (岡山県備前市)
10位  あかし玉子焼ひろめ隊 (兵庫県明石市)

 1位に輝いた「ひるぜん焼そば」は、岡山県と鳥取県の県境にある蒜山高原で50年来親しまれているメニューだ。具材には豚肉ではなく鶏肉、しかも卵を産み終えた廃鶏を使うのが元祖の味で、コリコリとした食感を楽しめる。タレは玉ねぎやリンゴ、みそなどを加えたジンギスカンベースで麺によく絡む。提供店は蒜山高原でも10店と少なく、街おこしの取り組みを始めたのもわずか2年前という新顔だったが、B-1参加2年目での優勝となった。

廃鶏のほか、具材は高原産のキャベツを使用。若鶏で提供する店もある

 10位以内でもう一つ特筆すべきは、やはり4位の「なみえ焼そば」だろう。福島県浪江町で50年以上前から親しまれてきた極太の焼きそば。具材は豚肉ともやしだけ、と非常にシンプルだ。

 残念ながら原発事故の影響で、今は浪江で食べることはできなくなってしまったが、震災前の提供店は17店舗。以前浪江のショッピングセンターを訪れたときにはフードコートにもメニューがあり、スーパーにも普通に極太麺が置かれていて、驚いたことを覚えている。今回の入賞は感慨もひとしおだろう。

フードコートのなみえ焼そば
地元のスーパーでもなみえ焼そば用の極太麺が売られていた

B級ご当地グルメは2種類ある

 前置きが長くなってしまったが、姫路でベスト10入りしたメニューの共通点とは何か。それは「10種類すべてが、昔から地元で愛されてきたメニューである」という点だ。

 「ご当地」なんだから当たり前だろう、と思うのは早計だ。B級ご当地グルメは、実は2種類ある。

 一つは前述したような、昔から食べられてきたものを街おこしのために活用した「発掘型」。もう一つが、街おこしを狙ってここ数年で新たに考案された「開発型」だ。今回姫路に出展した63団体のうち、開発型が20団体近くも参加している。第1回から出展している北海道富良野市の「富良野オムカレー」や、第2回から参加の岐阜県郡上市「奥美濃カレー」がその代表例。今年は開発型の入賞はなかったが、昨年の厚木大会では静岡県三島市「みしまコロッケ」が9位、北海道北見市の「オホーツク北見塩やきそば」が10位に入るなど健闘している団体もある。

 B-1グランプリの知名度が高まるにつれて、この開発型メニューが急増している。住民からアイデアを募ってレシピコンテストを行ったり、コンサルタントや有名料理人に考案してもらったり、あるいは地元特産の食材を使ったメニューを考えたりと、その手法は実に様々だ。「目指せB-1」を旗印に、日々新メニューが考案されている。

 しかしながら、この「開発型」の乱立に警鐘を鳴らす人がいる。B-1グランプリを主催する、B級ご当地グルメでまちおこし団体連絡協議会(通称愛Bリーグ)、専務理事兼事務局長の俵慎一氏だ。

コメント0

「記者の眼」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

トップの身の丈が組織の限界を作る。

多田 荘一郎 GEヘルスケア・ジャパン社長兼CEO