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遺伝子組み換えパパイヤ、買いますか?

人が直接食べるGM作物の輸入が解禁に

2011年12月13日(火)

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 遺伝子組み換え(GM)パパイヤの輸入が今月から解禁になった。米国ハワイで作られたものだ。GMパパイヤは1998年の開発以来、生産を拡大して米国本土などで販売されている。ハワイで最近パパイヤを食べたならば、おそらくGMパパイヤだろう。

 2009年には日本の食品安全委員会が「健康を損なう恐れはない」と判断しており、今月初めの解禁となった。生産地のハワイでは、既に「遺伝子組み換え」の文字が書かれたラベルが作成されており、早ければ今月中にも店頭に並ぶという。

 これまでも飼料用の穀物としてGM作物はたくさん日本に入ってきていた。だが、生でそのまま人が口にする食べ物としては初めてのものになる。

 ただ、「買うか?」と聞かれたら、「買わない」と答える人がほとんどではないだろうか。そもそもパパイヤは嗜好品なうえ、遺伝子組み換えではないパパイヤもたくさんある。この状況下で、あえてGMパパイヤを選ぶ人は少ないだろう。それが、日本における現状だ。だが、「パパイヤだから関係ない」と受け流してはいけない。GM作物の普及は世界で進んでいる。今回の輸入解禁は、その一歩と捉えるべきだ。

 これを機に、GM作物についての議論を日本でももっと活発にすべきだと考える。

GM依存大国、ニッポン

 トウモロコシ世界最大の輸入国である日本。その輸入先は9割が米国だ。米農務省(USDA)の調べによると、2011年に米国で生産されるトウモロコシの88%(作付面積ベース)はGM作物だという。ダイズにいたっては94%(同)と、もはや遺伝子組み換えでない大豆を探すほうが困難な状況にある。

 家畜向けの飼料はほぼ全量が輸入に頼っている。つまり、穀物飼料のほとんどがGMに頼っていることになる。だが、日本でこれほどGM作物に依存していることは、ほとんど知られていない。

 日本人にとって、GM作物に良い印象を持っている人は多くないだろう。「何となく嫌だ」「体に悪影響があるような気がする」「生態系を壊すのではないか」――。消費者の嫌悪感は拭いきれていない。

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「遺伝子組み換えパパイヤ、買いますか?」の著者

白壁 達久

白壁 達久(しらかべ・たつひさ)

日経ビジネス記者

2002年関西大学経済学部卒業後、日経BP社に入社。日経ビジネス、日経ビジネスアソシエを経て、2015年から香港支局長としてアジア全体をカバーする。2016年8月から日経ビジネス記者に。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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