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カヤック社内でブームの「リフレクション会議」とは

~素晴らしい体験も内省によって価値が高まるんです

2012年1月31日(火)

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今回は、昨年末からカヤックで局所的にはやっている「リフレクション
というキーワードについて書いてみたいと思います。リフレクションは日本語では「内省」などと訳されます。内省は、簡単に言うなら自分の考えや行動などを深くかえりみることです。それは人間として、あるいは仕事をしていく上で、成長するために欠かせないものです。自分の感情が動いたとき(喜怒哀楽)、なぜそのように感情が動いたのかを逃げずに見つめることで、自分という人間への理解が進み、成長が促進されるからです。

リフレションのススメ

 内省の重要性をについて参考になりそうな引用を紹介します。

スコット・スヌークは映画をたとえに使っている。映画を観るという経験は、前もって批評を読んだかどうかや、観たあとに友人とコーヒーを飲みながら話し合うかどうかによって左右される。「映画自体は、その映画館にいる全員に客観的には同じ刺激を与えたが、観たあとにどうするかが経験全体に影響を与えたのは間違いなかった。ある意味では、映画はクレジット画面で終わらなかった」。スヌークによれば、仕事でも大部分の人はどんな「映画」を観るかを(どこで働くかやどんな役職かを)重視しがちだが、仕事での体験を左右する準備や内省の重要性をほとんど見落としている。振り返って考えなければ映画の意味が薄まるのとちょうど同じように、仕事もただカレンダーを埋めるものと見なして自分や世界への教訓を内省しなければ、意味が薄まる。リーダーシップ開発センターが行った調査は、個人の成長には内省が必要だが、時間に追われるリーダーに最も足りないのはこの内省だと示している。

By MBAの誓い 著:マックス・アンダーソン/ピーター・エッシャー

 映画に例えることで内省の重要性がわかりやすくまとめられていますが、最後に出てくるリーダーにとって内省の時間がもっとも足りていないというのは耳の痛い話です。本来は、人の上に立つ人間であればあるほど誰よりも内省をして自分自身を成長させていかなければならないのですが、なかなかその時間がとれないのでしょう。
 僕自身は、幸いにして自分専属のコーチを一人つけて毎月2回セッションを行う中で、内省する時間を強制的に設けています。ちなみに、経営者がコーチングをすることの重要性においては、以前の記事でまとめました。
 あるいはコーチングに限らず、6年も続けているこのコラムを書かせていただくことも、自分の内省の促進になっています。ありがたいことです。
 このように強制的に内省に取り組まざるをえない状況に自分を追い込まないと、人はなかなか日々の業務の中で深い内省はできないものです。

毎週自分の内省したことを話し合う会議

 そこでカヤックのとあるチームで、チームのリーダー層が、毎週自分の内省をしたことを発表しあうという時間をとることにしました。その名もリフレクション会議です。ルールはほんとに単純で、自分が経験したことを元に内省したことをただ発表しあうだけです。

 年末からスタートしたのですが、実はこれが意外と効果的なようです。内省は1人だけではなく、それを仲間と分かつこともよい効果を発揮しています。
他人の内省話を聞くことで自分の内省も促進するという体感が得られるようです。

 たとえば、他人の話を真剣に聞いたときにこんなことを感じることがありませんか?

 それは、他人の話を真剣に聞くということは、決して他人のためではない自分自身のためでもあるという感覚です。他の人の話をその人になったつもりで共感的に聞くと、本当に新しい発見があり、結果、自分の内省が進んでしまうのです。これは他人の話を真剣に耳を傾け、本当に共感的に聞いた時のみ得られるプレゼントです。

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「カヤック社内でブームの「リフレクション会議」とは」の著者

柳澤 大輔

柳澤 大輔(やなさわ・だいすけ)

面白法人カヤック代表取締役

1998年、学生時代の友人と共に面白法人カヤックを設立。数千~数万人規模のネットサービスを幅広く展開。ユニークな人事制度や、ワークスタイルなど、制度面も実験中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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