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経常赤字転落の先にある危機~韓国通貨危機からの教訓

このコラムについて

 2011年、日本の貿易収支が31年ぶりに赤字となった。東日本大震災とタイの洪水でサプライチェーンが寸断された影響と資源価格高騰による一時的なものとする見方が多い一方、近い将来、貿易収支を含む経常収支が赤字に転落するという見通しも発表されている。

 2011年は、所得収支の黒字が貿易赤字を上回って、経常収支の黒字を維持した。だが、今後、経常黒字が貿易赤字をカバーできなくなるというのが理由だ。経常収支の赤字化に伴って最も懸念されるのが、利払い費の増加による財政赤字の急拡大である。「財政赤字の抑制が不可能になれば、日本はIMFの管理下に置かれるかもしれない」。これが空想ではなく真面目に語られるようになったのが現在の日本だ。

 経常赤字から通貨危機にいたった韓国に注目する。当時の韓国と今日の日本の置かれた環境は異なるため、韓国の経験が日本にそのままあてはまるものではない。それでも、なぜ経常赤字が拡大して通貨危機にいたったのか、IMF管理下でどのような改革を迫られたのかを振り返ることは有益だ。そして韓国との比較を通じて、日本の改革(財政再建)は決して容易ではないことを最後に指摘したい。

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田坂 正樹 ピーバンドットコム社長