• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

「断固、首です。あんな人をなぜ雇ったの?」

幹部人事を巡って離婚の危機

2012年3月22日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 カネの次に経営上最も大切な資源はヒトだ。ヒトを2番目にしたのは、カネがなければ雇用できないからだ。

 資本金ゼロで会社を作り、急成長しながらそのまま走り続けている弊社にとって、商品の販売で得た利益の使い道は基本的に次の仕入れになる。ヒトにまでカネがなかなか使えない。

 もちろん設立当初から、さまざまなポジションの社員を雇いたいと思ってきた。ビジネスの拡大に伴い、色々な人材を色々なポジションで採用したり、解雇したり、テンポラリースタッフを利用したり、右往左往しながらやってきた。

 現在の社員数は30人ほどで一応落ち着いている。ただ、主人がCEO(最高経営責任者)、私がCFO(最高財務責任者)という体制は創業時から変わらない。これではいけないと考え、できるだけ私達2人が関与しなくとも会社が運営できるように少しずつ体制を整えつつある。

 2年前から、社員の一人をCOO(最高執行責任者)に、Eコマースディレクターだった社員をコントローラー兼オフィスマネジャーへ格上げした。コントローラーの彼女は私の仕事のほとんどをこなせるようになりつつある。

 余談だが、拙稿と同時期に始まった『目指せ「社長不要の会社」』という連載の題名を見て「その通り」と思った。米国人の主人にこの題名を英訳して伝えたところ、感心したあまり、うなっていた。

 弊社も「目指せCEO/CFO不要の会社」が目標だ。今のところ、CFOの私が出産と子育てで仕方なく会社を放ったらかしに近い状態にしている。いや、コントローラーに任せつつある。細かいことに目をつむれば「CFO不要の会社」と言えるかもしれない。

働かずに前借りする営業マンたち

 カネの次に大切なヒトの採用は常にドラマを生む。カネと同様、公私共にストレスの多い経営課題だ。今回と次回、ヒトを巡る悪戦苦闘をお伝えする。

 弊社が一番初めに雇った2人は、倉庫の管理と配送の担当だった。倉庫管理と配送は弊社の生命線である。

 次に、プロフィットセンターの体制を強化するために、注文を取ってくる営業担当者、受注後の仕入れから配送までを管理する担当者を雇った。

 採用を始めた当初のモットーは「社員を家族のように扱おう」だった。このモットーは創業時から考えていたもので、採用を始めてから2年間ほどは、モットーの通りに経営しようと試みた。

 例えば、営業担当者にも固定の月給を与えて、その上にコミッションを加える形とし、普通の社員同様に有給や福利厚生もつけていた。

「資本金ゼロで年商500万ドル」のバックナンバー

一覧

「「断固、首です。あんな人をなぜ雇ったの?」」の著者

上田 尊江

上田 尊江(うえだ・たかえ)

Artform LLC CFO

マネジメントコンサルタント、オンライン証券会社の創業、海外企業の日本参入支援など手がけた後、2006年より渡米、TransAction HoldingsおよびartformのCFO。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

変化を受け入れやすい組織体質があればビジネス上の“地殻変動”が起きた際にも、他社に半歩先んじられる。

井上 礼之 ダイキン工業会長