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個人の大損害を防ぐファイナンス4つの経験則

「金融教育」が行われないのは関係者の不作為?

2012年3月30日(金)

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 金融不祥事が続く一方で、2012年に入ってからの金融市場は少し明るさを取り戻しています。簡単に言ってしまえば株価が上がっているからです。

 今年1月以降の日経平均の上昇には目を見張るものがあります。1月に8500円を割り込んでいた日経平均が、現在は1万円前後に戻っています。わずか2カ月半で20%近く上昇したことになります。

 「上昇」ではなく昨年夏の水準に「戻った」だけという言い方もできるでしょうが、理由はどうあれ、現金なもので株価が上がると多くの人々の表情が明るくなり、投資や運用についても寛容になるようです。投資信託の販売額なども昨年夏以降に落ち込んでいたのが今年2月から大きく増加しているようです。

 今回は個人にとって必要なファイナンスについて考えます。多くの個人が生きていくうえで、大きな失敗を防ぐのに必要なファイナンスの原理・原則は、それほどたくさんあるわけでも難しい内容でもありません。

また同じ失敗が繰り返されるのだろうか?

 マーケットが明るさを取り戻す一方で、明るくなれない人も大勢いることは想像がつきます。投資信託が売れていると書きましたが、実は解約も一瞬増えています。その動きは矛盾しているようで矛盾してはいません。買っている人と売っている人、それぞれが別の事情でそのような行動をとっているのです。

 売っている人の事情はこうかもしれません。昨年かそれ以前の高値で投信を買ったのは良いが、その後の値下がりでしばらく塩漬けにして、最近のマーケットの戻りで損切りをしている…。

 売られているのも中国、またはブラジル関連かもしれません。中国関連投信は前のオリンピック直前くらいが人気のピークで、ブラジル人気の頂点は2010年から2011年の春にかけてでした。問題は中国かブラジルかでなく、そのどちらもが人気化した後に価格が下落したということです。

 個人の投資や運用で、同じように高値で買って安値で売ることは何度も繰り返されています。それがこれからも繰り返されるのでしょうか。

大きな失敗を防ぐ知恵

 株式投資や為替のFX取引に関心を持つ人がこれほど大勢いる一方で、投資に関係したファイナンスという学科がどうしてこの日本で敬遠されるのか不思議な現象です。

コメント4件コメント/レビュー

親の代からの付き合いのある地元のお殿様地銀と取引をしていますが、最近は銀行の側が定期預金の満期時に投信や変額保険乗り換えを勧めることで手数料を得ることを当然のように捉えている(その銀行では客寄せ目的のノーロード投信さえ取り扱っていません)こと。その銀行担当者が、ほんの少し元本割れしただけで、不安心理を煽り別の投資信託を売りつけて手数料を獲得しようとする証券会社顔負けの勧誘をしていることが、個人投資家とりわけ投資知識の少ない方が回転売買に巻き込まれる要因を作り上げていると思います。同じ投資信託商品であっても証券会社が勧誘に来ると身構えてしまうような人でも、いつもの銀行担当者が勧めると途端に警戒心が薄くなる…。日本人はもう少し自衛の気持ちを持つべきでしょう。(2012/03/30)

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親の代からの付き合いのある地元のお殿様地銀と取引をしていますが、最近は銀行の側が定期預金の満期時に投信や変額保険乗り換えを勧めることで手数料を得ることを当然のように捉えている(その銀行では客寄せ目的のノーロード投信さえ取り扱っていません)こと。その銀行担当者が、ほんの少し元本割れしただけで、不安心理を煽り別の投資信託を売りつけて手数料を獲得しようとする証券会社顔負けの勧誘をしていることが、個人投資家とりわけ投資知識の少ない方が回転売買に巻き込まれる要因を作り上げていると思います。同じ投資信託商品であっても証券会社が勧誘に来ると身構えてしまうような人でも、いつもの銀行担当者が勧めると途端に警戒心が薄くなる…。日本人はもう少し自衛の気持ちを持つべきでしょう。(2012/03/30)

「日本政府は20年以上前から金融自由化を進め、10年以上前から投資の「自己責任原則」を強調しています。それなら、個人にとって金融取引や資産運用は絶対に必要なのですから、本当は中学や高校くらいから金融教育が必要なはずです。」に賛同です。貯蓄から投資へと政策転換・誘導していながら、投資の難しさを理解することなく国民に政策を表面的ではあるが促進してきた。「自己責任原則」は、理解ができ且つ適切な開示つまり自己責任が取れる条件があつて初めて成り立つ原則にもかかわらずその条件=教育が欠けているままで放置してきたその結果がAIJ問題の根源的背景だと言えるのではないか。(2012/03/30)

私も中国の経済が発展し続けるであろうと2年前に考え、中国関連のファンドに投資した。 人民元もドルに対して徐々にではあるが切り上げの方向にあった事も投資を決めた理由に上げられる。 然し、急激な円高は人民元の切り上げ幅を大きく上回り、結果的に現時点では投資額に対して10%強の損となっている。 然し、記事にも書かれている様に、私も売り急ぐ事はせずにじっくりと長い目で動きを見て行こうと考えている。 日本円の実力が1ドル80円そこそこ、という事はあり得ないと考えているので、為替の観点からも現在の損は打ち消されると期待している。 然し、投資した結果が3、4年経っても資産価値が増えない、というのは悲しい。 安定投資と思って買った電力株も震災の余波で大幅に値下がりしたし、金融投資に於ける鉄則なんてものは無いのかな、と改めて思う。(2012/03/30)

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