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地域にお金が回るような長期投資を考えよう

さわかみ投信・澤上会長を迎えて【2】

  • 渡邉 美樹

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2012年4月9日(月)

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渡邉 前回に引き続き、さわかみ投信の澤上篤人会長にお話をうかがいたいと思います。

 今回はこれからの時代の資金繰りや小規模私募債を活用した資金調達、自立したまちづくりについてお話ししていただきます。

自分のお金に働いてもらう

澤上 日本のような成熟経済を伸ばしていくには2つの方法しかありません。1つはとにかくお金を使うことです。今は将来に不安があるとかで、なかなかお金を使えないかもしれませんね。そこで、あえてですが日本中のみなさんがお金を使うイメージをしてみましょう。

 もう成熟経済になってしまったので、それほどモノにはお金を使わない。では何に使うのか。お金の使い方もいろいろ工夫するようになると思います。私は、文化や教育、芸術、スポーツ、技術、あるいはボランティアなどの分野で消費が伸びると予測しています。これは意外に新しい産業を作ります。

 文化や教育、芸術、スポーツなどは労働集約産業です。例えば、スポーツジムに通おうと考える人が多くなる。スポーツインストラクターは1人で1万人の相手はできません。せいぜい20人か30人でしょう。こんなふうに、新しい分野でお金を使う人が増えると、そこに雇用が生まれてきます。

 もう1つは長期投資です。お金に働いてもらうのです。経済はお金を使えば、どんどん伸びていきます。ですから、長期投資で将来のためにお金を使うのです。

 経済が伸びているときには、人々の所得も右肩上がりで、余ったお金は預貯金として銀行などの金融機関に集まった。

 今、金融機関は貸し先がないから国債を買ってます。銀行などは持っている預金の3割近くを融資ではなく、国債の購入などに使っています。信用金庫は、融資しているのは43%くらいで、50%以上を国債の購入にあてています。

 我々が考えなければならないのは、今までは資金調達の際に銀行から借り入れればよいというのが常識でしたが、それが長期的には相当に難しくなる。だから、自分たちの地域や事業にお金が回るような長期投資の方法を考えようと提案したいのです。これが、みなさんに今日お話したい結論です。

 銀行や郵便局にお金を預けているのは誰でしょうか。みなさんです。このお金はどこに行くのでしょうか。銀行や郵便局に入れたお金の一部は地域に回るでしょうが、残りのほとんどは別の地域に行っているのではないですか。大企業に融資されたり、国庫に入って全国の公共工事などに回っている。

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