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36歳までに社長になるための10個の道具

第1回 きみは人事・評価システムを理解している?

  • 今井 隆志

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2012年4月12日(木)

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 タイトルを見て、「本当にたった10個の道具で社長になれるのか?」と疑問を持った方も多いと思いますが、これは「本当」です。

 私は大学卒業後、日系企業でエンジニアとしてキャリアをスタートしました。「“外資と日系企業”、“エンジニアとビジネスパーソン”」という二重の壁がありながらも、徹底的に無駄を省き、必要とされるスキルを習得することで、46歳で、しかも外資系企業の社長になれました。その私自身の経験から、グローバル企業の社長になるために必要なスキルはたったの10個だと言えます。それさえ身につければ、タイトルにある通り『36歳で社長になれる』可能性は十分にでてきます。

 ここまでで、「46歳でも十分早いのに、なんで36歳なんだよ」だったり、「言っている本人が46歳までかかっているのに、36歳というのは根拠があるのかしら」という疑問が浮かぶでしょう。

 まず社長になるのに、年齢を基準として早い遅いという議論はまったく意味をなしません。儒教的な価値観とは相容れない部分もありますが、社長としてのリーダーシップとスキルがあるかどうかがポイントで、年齢はあまり関係ありません。(とはいえ、以前、アメリカ人の同僚が「年下の上司はいやだな」とぽつりと言ったのを聞いたことがありますので、この感覚は万国共通ともいえます。)

 社長のポジションに本来つきまとう高いストレスに打ち勝ち、激務に耐える体力ということを考えると、本来社長というポジションは30代半ばから40代でないと務まらないものです。実際、海外に目をむければ、規模の大小を問わずこの年代の優秀な社長が大勢います。

世界の感覚でいえば、社長は自分から取りに行くポジション

 グローバルな基準でいうと、どんなポジションであれ、ポジションが向こうからあなたに近づいてくるということはありえず、自分から取りにいくことが必要です。感覚的には、メジャーリーグのチームに入団した野球選手が、レギュラーポジションを取りにいくのと同じことだととらえてください。競争の激しい環境でレギュラーを勝ち取るためには、基本的なビジネススキル(野球でいうと、正確に球を投げられる/打てるなど)だけでなく、人よりも優れたなんらかのスキル(例えば、ヒットを量産し出塁率が高いなど)が必要です。

 さて、そうした一つひとつのスキルを人よりも秀でたレベルまで習得するのには,おのおの3年はかかります。秀でたレベルというのは、ある分野の新書を読んでなんとなく輪郭がわかったというレベルではなく、深いレベルの理解と反復により頭の中にその分野の地図ができあがっている状態をいいます。つまり、その分野について自分の言葉で話すことができるということです。

 会計の分野で例をとると、「簿記一巡の流れ」が一応わかっているというのは、輪郭がわかっているレベルにすぎません。営業であれば、ある新規の大型案件を大幅値引きを使って獲得したときに、それが決算のプロセスの中でどのように損益に結びついて、さらにはバランス・シートにどう影響を与えていくのか、頭の中に一瞬でマッピングできるのが、本当に習得しているレベルと言えるでしょう。

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