• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

「IT断食」と「脱会議」の両方を妨げる組織の病巣

【3】ITも会議も手段であることを忘れてはダメ

2012年4月11日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

(前回の組織を腐らせる「ダブリ会議」の病理から読む)

 私が提唱している「脱会議」をテーマとした前回の連載を加筆修正してまとめた単行本『脱会議 今日からできる! 仕事革命』(日経BP社)が4月5日、ついに発売された。

 この書籍は、明らかに経営層よりも、中間層、担当者層の方が高い関心を抱くだろうと思う。

 こう思う1つの根拠として、前回の連載が「会長/社長、役員」が読んだ今週の記事TOP20にあまりランクインしたことがない点が挙げられる。

 経営層の中には、「脱会議」という名称を見ただけで、「何が脱会議だ。こんなコラム、読むに値しない」と無視している方も多いのではないか。

 一方で、私は日経ビジネスが主催するセミナー「課長塾」で登壇する機会があるが、世の中の「課長」と呼ばれる人たちに、この「脱会議」のテーマはすこぶる人気が高い。

 経営層と中間層との意識のギャップが、このあたりで出てきてしまうことを残念に思う。

 今回の書籍『脱会議 今日からできる! 仕事革命』の題字は、かの武田双雲先生が担当した。先生ご自身が原稿を読んで内容に共感をされたから引き受けていただけたと聞く。

 私がこの書籍の装丁にこだわった理由は、前述した通り、どちらかというと会議が好きな層――いわゆる経営層にアピールするためだ。

 過去に「このコラムを印刷して上司にたたきつけた!」という方や、「部署内でコラムを回覧し、担当者レベルで一致団結して会議をボイコットした!」という方などから、いくつか武勇伝を聞いたことがある。

 しかしほとんどの方は、経営層が会議好きだと無抵抗に会議に出席せざるを得ないだろう。

 そこで本書を活用してほしい。デスクの上にそれとなく置いておくのだ。もしくは、オフィスの書棚に「表紙を見えるようにして」置くのである。

 すぐに効果は出ないだろう。しかし、社内の多くの人が「脱会議か……。確かに会議ばっかりやっているのはおかしいよな」「こんな本が出るってことは、会議に疑問を持っている人が多いってことか……。やっぱりな」などと思ってくれるだろう。

 人は何度も何度も同じものを目にすると、ザイアンス効果(単純接触効果)が働き、潜在意識の中にその情報がすり込まれていく。

 売り込みになって恐縮だが、ぜひとも本書を購入して、会社のあちらこちらに迫力のある武田双雲先生の書いた題字「脱会議」が目に付くようにしていただけたらと思う。

コメント9件コメント/レビュー

「超会議好きな社長」にとっての「会議」という場は、己れの地位・権力と存在感を存分に発揮できる心地良い環境なのでしょう。「高級官僚や事務次官」にとっての「天下り先」のように、当然そこにあるべきもの、絶対に「なくてはならないもの」なのかも知れません。そんな社長から「会議の数を半分に、会議時間を半分に、参加者を半分にする」ってことは、官僚が天下り先を半分にし、年俸を半分にし、部下を半減させることに相当するのかも。甘い汁というか、一種の「既得権益」みたいなものなので、石に齧りついてでも絶対に手放さないかも知れませんね。「脱会議」によって会社が活性化し「売上がアップし利益も出る」といくら言われても、自分の存在を犠牲にし蔑ろにしてまで断行できる社長は極めて少ないと思います。(2012/04/12)

「脱会議 Special Edition」のバックナンバー

一覧

「「IT断食」と「脱会議」の両方を妨げる組織の病巣」の著者

横山 信弘

横山 信弘(よこやま・のぶひろ)

経営コンサルタント

CSK、日立製作所を経て、現在アタックスの主席コンサルタント。営業目標予算の2倍の材料を仕込む、組織マネジメント「予材管理」が注目され、コンサルティングのみならず、セミナー講師としても人気を博す。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

「超会議好きな社長」にとっての「会議」という場は、己れの地位・権力と存在感を存分に発揮できる心地良い環境なのでしょう。「高級官僚や事務次官」にとっての「天下り先」のように、当然そこにあるべきもの、絶対に「なくてはならないもの」なのかも知れません。そんな社長から「会議の数を半分に、会議時間を半分に、参加者を半分にする」ってことは、官僚が天下り先を半分にし、年俸を半分にし、部下を半減させることに相当するのかも。甘い汁というか、一種の「既得権益」みたいなものなので、石に齧りついてでも絶対に手放さないかも知れませんね。「脱会議」によって会社が活性化し「売上がアップし利益も出る」といくら言われても、自分の存在を犠牲にし蔑ろにしてまで断行できる社長は極めて少ないと思います。(2012/04/12)

プロセスを定義して管理し始めると手段が目的化していきますね。何のための管理なのか、それが分かっていない経営幹部はいますね。本当にどうしようもない会社ばかりですよ。日本は。(2012/04/12)

我が社で「脱会議」が実現しないのは全て社長の考え方が元凶のように思います。 社長は会議を「幹部社員に思いっきり鞭を入れる場」だと思っているのかも。だからこそ鞭を入れる場が減れば、それだけ社員が怠けだし統制も取れなくなり、結果売上も減ると思い込んでいるようです。 会議で雁字搦めに幹部を縛りつけてコントロールしているから会社経営が健全なのだと自画自賛していると思います。常に鞭打ち罵声を浴びせ続けることが「幹部を活性化させる要諦」だと思っているのでしょう。 全社員を集めて毎日行う朝礼でも説教を止めず、酷い時は1時間近く喋り続けて業務に支障をきたすこともありました。まだ60歳ながら超が付く程のIT音痴なのでメールひとつ打てず、常に紙(プリント出力したもの)でのやりとりに終始し、読みにくい崩し字でQを書いて突っ返すのを常套手段にしています。 酷い場合は社長に提出した資料にQが10回以上ついて、出しても出しても延々と終わらない課題があるってこと。 稟議書も半年以上決裁されないこともありました。挙句の果てにはその稟議書自体色んな人に回っている内に誰かがどこかに紛失してしまい、また最初からやり直しせざるを得ない案件もあった位です。 得意先からも呆れられ取引辞退されることも屡々。「一体何が原因で決着しないのですか?」と訊かれ、「全て社長が決裁しないからです!」と回答せざるを得なかったのは惨めでした。(2012/04/12)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

面白い取り組みをしている会社と評判になれば、入社希望者が増える。その結果、技能伝承もできるはずだ。

山崎 悦次 山崎金属工業社長