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個人投資家がデリバティブで損をしない方法

注意すべきは隠れた「オプションの売り」

2012年4月20日(金)

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 今回は、個人の投資や運用で役立つ話をします。それもデリバティブで大損をしないためのアドバイスです。デリバティブというと、個人投資家が複雑なデリバティブ商品で大損をしたという話がよく聞かれます。その一方で、個人投資家は、日経平均先物や外国為替で市場を動かす存在になっているという事実もあります。個人投資家といってもいろいろです。

 デリバティブというのは総称で、具体的商品としては、オプション、スワップ、先物とフォワード取引ということになります。しかし、重要なのはオプションの理解だと思います。例えば、リーマンショックで「悪名」を高めたクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)と呼ばれる商品もスワップの名称は便宜的なもので実態はオプションです。ちなみにCDSの本邦初の解説書は筆者が書きました(『クレジット・デリバティブ入門』島義夫・河合裕子共著 2002年日本経済新聞社刊)。

取引に潜む「オプション売り」に注意

 オプション、デリバティブというと、とにかく「複雑で難しい」というイメージです。しかし、オプション取引そのものは驚くほど簡単なもので、その勘所は個人でも直感的に十分理解できるはずです。

 逆に、多くの人がオプションを知る必要もあると思います。その理由は、オプション取引がさまざまな取引に潜んでいるからです。そのような理解は世界的に1990年代から始まり、現在では、オプションは幅広く柔軟に考えられています。

 「さまざまな取引にオプションが含まれている」ということは、「知らずにオプション取引を行っている」ということです。多くの場合それは大きな問題にはなりません。しかし、投資商品においてはそれが致命的になる場合もあります。

 おそらく、個人の投資トラブルの何割かは「知らずにオプションを売らされていた」ことから生じていると思います。例えば、個人にも大量に販売されている「EB債」とか「○○リンク債」とかいう商品が良いか悪いかは別にして、その名称や説明には「オプション」という文字が見当たりません。

 しかし、実質的に「オプションの売り」が含まれています。問題は、それを知らずに、生活に必要な資金で大量に購入した場合です。はっきり言いますが、老後の資金でオプション売りを含む商品は買うべきでないと思います。

オプション取引そのものは単純

 オプション取引そのものは単純です。オプション取引には、「お金で権利を買う」か「お金をもらって義務を負う」の二つしかありません。「お金で権利を買う」のがそのまま「オプションの買い」で、「お金をもらって義務を負う」のが「オプションの売り」です。

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