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中国人の日本人観は世代ごとに異なる

“定説”にとらわれていては真の姿は分からない

  • 内山 雄輝

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2012年5月16日(水)

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(前回の日本人は中国人を真剣に知ろうとしていないから読む)

 中国側のニーズを把握し、ビジネスを成功に導くためには、まず中国人とはどういった人々であるのか知ることが大切だということは前回に述べた。今回は人間関係の構築という側面に焦点を絞り、戦略的かつ良好な関係を結んでいくために、どのような心構えと態度で彼らと接していくべきかについて考えていきたい。

日本人と中国人の人生観の違いを知る

 中国人との人間関係の構築について語るには、やはり日本人と比べて何がどう違うのかという点を、改めて考える必要がある。

 前回も述べたが、生活を賭けて仕事をしている中国人のハングリーさにはやはり特筆すべきものがある。プレッシャーの中、常に上を見て挑戦していくスーパーポジティブな人が多い。

 「失敗は成功の母(失败乃是成功之母)」ということわざがあるが、心底に抱いている思いはまさにそれ。失敗しても、また這い上がる。「今の状況を失ったら後がない」と、挑戦をためらいがちな日本人とは大きく違う感覚を持っている。

 這い上がらないわけにはいかない理由もある。中国の農村部でよくある話だが、例えば一族から子供を1人進学させるという場合、親族会議を開いて一族の中で一番勉強ができるのは誰かを話し合う。そして、その1人に一族のすべての資産を投資する。

 リアルに「あなたが失敗したら、投資したお金はどうなるのだ」と迫るため、子供のプレッシャーたるや相当のものだ。貧しい農村から抜け出し、社会の成功者となる。這い上がれなということは許されないのである。

 中国人の人生観として、やはり「お金持ちになりたい」「お金があれば幸せになれる」という思いが強く、人よりも上に行こうという向上心を持っている。そして、企業でそういったタイプの中国人を採用する場面において、日本企業で見られがちな技術の継承や後継者の育成といった部分に期待をかけると、双方の思惑が合わなくなってくる。

 日本企業としては、その時々のタイミングで会社にとって有益な人材を採用し、相手にとってもメリットがある形を探る方がよい。たとえ相手にとっては踏み台であり、退職や転職をされたとしても、良い関係でつながっていけば後にビジネスに発展するかもしれない。そのくらいの大らかさがなければ、優秀な人材を採用できないのではないだろうか。

 また、中国人と良い関係を築くには、彼らが非常にメンツを大切にし、プライドが高いということも決して忘れてはならない。日本人から見下されることを警戒して常に構えている節があり、見下した態度や「これだから中国人は……」というような発言をされると、徹底して相手を嫌うという傾向も、ビジネスをするうえで参考になるだろう。

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