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リーダーシップの練習~年上の部下に指示を出せますか

36歳までに社長になるための10個の道具【第3回】

  • 今井 隆志

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2012年5月16日(水)

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 さて、会社に勤めている、もしくは経営をしている方へ質問です。自分の会社に「360度フィードバック」という制度はありますか?

 ご存知ない方のために簡単に説明すると、「360度フィードバック」とは、上司だけでなく、部下と同僚(他の部署の同じレベルの職位の人で仕事上のやり取りが多い人)から、対象者の仕事上のリーダーシップ・スタイルについて、評価をしてもらう制度です。

 会社における評価は、一般的に、上司が部下に行う対目標の達成度合や勤務態度の評価をさします。それに対して、「360度フィードバック」は匿名での評価であり、結果は部下と同僚の区分毎に集計された形で報告され、評価に参加した個人の特定はできないようになっています。匿名にするのは、パワーバランスとして、上司の方が部下よりも強い立場にありますので、報復を恐れて正しいフィードバックを行わない事態を防ぐための仕組みです。

 このプロセスは、評価される本人にとってはかなり厳しいプロセスになります。自分の上司の方ばかり見ている「ヒラメ課長」であれば部下からの評価はボロボロになりますし、他部署と協力関係を築けないマネージャは、同僚からの評価がかなり低くなります。

表1

 表1は私が以前勤めていた会社で受けた、私自身の「360度フィードバック」の結果のサマリー・ページです。5点が最高で、1点が最低になります。外資系の会社でしたので、英語で表示されています。少し解説をしておきましょう。

 高い評価になっているのは、下から3番目の「部下の業績を上げる」と、上から7番目・8番目の、「倫理観」のコンピテンシーです。一方低い評価になっているのは、上から6番目の「革新的な解決策を出す」と上から4番目の「結果を出すためにリスクを取る」です。これらの評価をもとに、自分なりの改善を試みることが、マネージャとしての資質の向上につながるというわけです。

 ちなみに、20年位前に初めてこの評価を受けた時の私の評価は本当にひどいものでした。全項目の平均点を出すと、3点をやっと超えるぐらいの有様でした。2点台に評価された項目もたくさんありましたし、自由記述のコメントの中には、「あなたは上の方ばかり見ていて、臆病だ」といったものもあり、大いにショックを受けたものです。まさに部下に「あなたはヒラメだ」と言われてしまった訳です。「部下のどいつがこんな点数をつけたんだ」という「怒り」、「俺はダメな人間だ」という「落ち込み」は結構長い期間続きました。

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