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「ビック、コジマ」級? ヤマダの異業種買収

家電量販店はどこまで巨大化するのか

2012年5月22日(火)

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 5月11日金曜日。その日、私の周りは「ビックカメラによるコジマ買収」の話題で持ちきりだった。早朝、日経新聞の1面に大きく見出しが躍っていた。読売新聞や毎日新聞にも、内容の差こそあれ、この話題が載っていた。

 折しも、3月期の決算発表がピークを迎えている。その日、コジマは決算発表日だった。会見の予定は16時で、その30分前には同じ家電量販店大手、エディオンの会見も予定されていた。

 「さあ、どんな記事が書けるだろうか」。そう考えながら、午前中は違う仕事を済ませ、定刻に兜町の東京証券取引所に向かった。

 マスコミ各社の関心の高さが、すぐに分かった。

 「ビックカメラによるコジマ買収をどう受け止めていますか」

 エディオンの記者会見で、質疑応答になると、記者の最初の質問が買収案件だった。その後も、再編が及ぼす影響や今後の業界動向についての質問が続き、エディオンの事業に関する質問はほとんどなかった。

 エディオンの久保允誉社長は苦笑いを浮かべながら、「再編が加速するとは思っていない」「市場規模が縮む中ではM&Aの魅力は薄れる」と、記者の要求に応じて解説を加えていた。

 エディオンの会見直後、記者クラブの幹事社が叫んだ。

 「16時からのコジマの会見は、17時半からに変更します! 場所も地下1階に変わります」

 その瞬間にざわつく会見場。各社の記者は一斉に携帯で本社と連絡を取り始め、あたりは急に慌ただしくなった。撮影場所を確保していたテレビのカメラマンらは、舌打ちを残し、新たな会場に足早に向かっていった。

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「「ビック、コジマ」級? ヤマダの異業種買収」の著者

中川 雅之

中川 雅之(なかがわ・まさゆき)

日本経済新聞記者

2006年日本経済新聞社に入社。「消費産業部」で流通・サービス業の取材に携わる。12年から日経BPの日経ビジネス編集部に出向。15年4月から日本経済新聞企業報道部。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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