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「大きくないこともかっこいい」価値観をつくろう

2012年5月30日(水)

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 先週から日経産業新聞で、僕の連載がはじまりました。変革期を迎えたデジタル社会の今を知るためのキーパーソンによる寄稿というコーナーです。第1回は、カヤックの起業時の話を書きました。その中に以下のような一節があります。

社名の由来はその3人の頭文字だ。響きがかわいく、軽快な感じがして気に入っていたが、諸先輩方からは「カヤックは小さな船のイメージしかない」と言われた。
その時は「小さくて何が悪いのか、むしろ機敏でいい……」と思ったものだ。
 14年が経過した今は、会社とは大きくする過程で様々な成長を遂げること、だからこそ原則として規模と会社の成熟度が比例すること、そのメカニズムを体で理解した。
この経済の世界では大きいことがいいことだという価値観があり、ビジネスモデルもいかにスケールするかに焦点があてられることもわかった。
それが変わりつつある時代に生きているんだという直感もあるが、その話はまた別の機会に書く。

 この別の機会というのを、ここにします。つまり、今回は「大きいことが良いことだ」という価値観について、考えてみたいと思います。

 僕はしばしばビジネスコンテストの審査員をしています。そういったコンテストでは必ずと言ってよいほど、審査員の方から「もっとスケールする(成長する)ビジネスを考えてほしい」というコメントが出ます。そのアイデアがきらりと光っていても、ニーズがあっても、スケールしなそうなものはベンチャーのビジネスとして魅力がない、このような価値観のもとでの意見です。

スケールしないビジネスもある

 起業をして14年経過した今となれば、この価値観もよくわかります。僕ら自身も様々な新規事業のアイデアを考えますが、スケールしないという理由で採用されないこともよくあります。ですが、一方でビジネスはそれだけではないだろうと思っています。

 スケールはしないけれども、スモールビジネスで数人が食べていくことができるそういうユニークなサービスにも価値があると思っています。そして審査をする時にはむしろ、そういったものに注目して意見をする立場をとっています。それが面白法人カヤック代表という立ち位置だとも考えているからです。

 もともと面白法人カヤックは、1つ1つはスケールしなくても、そのビジネスにあわせた最適な人と予算の配分をしていく結果、スモールビジネスもビッグビジネスも玉石混合で存在しながら集合体としてスケールしていけばよい、そう考えてきたからです。

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「「大きくないこともかっこいい」価値観をつくろう」の著者

柳澤 大輔

柳澤 大輔(やなさわ・だいすけ)

面白法人カヤック代表取締役

1998年、学生時代の友人と共に面白法人カヤックを設立。数千~数万人規模のネットサービスを幅広く展開。ユニークな人事制度や、ワークスタイルなど、制度面も実験中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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