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スチール棚を粗大ゴミとして処分すると「5年以下の懲役」

時代遅れになった産業廃棄物と一般廃棄物の区分

  • 堀口 昌澄

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2012年6月8日(金)

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 オフィスから出てくるゴミで厄介なものといえば、使わなくなったデスクやスチール棚といった什器・備品だろう。普段、ゴミ箱に出しているものとは違うので、ビル管理会社や引き取りに来てくれる清掃業者さんにどう処理すればよいか確認しなければならない。

 組織改編や人事異動で不要になったスチール棚を捨てようとしたとき、清掃業者さんが「粗大ゴミとして持っていきますよ」と“親切にも”言ってくれたら、あなたの会社ではどうしているだろうか。「ありがとう。ではよろしく」とお願いしてはいないだろうか。

 実はこれをやってしまうと、「5年以下の懲役、または1000万円以下の罰金」の対象になる可能性があるのだ。

使用済みのボールペンも産業廃棄物

 その理由を説明する前に、読者のみなさんはそもそも「産廃」という言葉をご存知だろうか。正式には「産業廃棄物」と言う。日本国内の廃棄物はすべて、この「産業廃棄物」か、産業廃棄物以外の「一般廃棄物」(一廃)のどちらかに分類されるのである(放射性廃棄物などの特殊なものは除く)。通常、産廃は事業者の責任で民間の廃棄物処理業者に処理を委託し、一廃は市町村の処理施設で処理される。

 「産廃」と聞くと、工場から出てくる金属くずなどを想像されるかもしれない。だが、事業活動に伴って生じかつ特定の20種類に該当するという2つの条件を満たしたものは「産廃」になる。ここで言う20種類には、「燃え殻」「汚泥」「廃油」「廃酸」「廃アルカリ」「廃プラスチック類」「金属くず」「がれき」などがある。

 では、オフィスから出てくる什器類は産廃に当たるだろうか。

 オフィスから出てくるということは、「事業活動に伴って生じ」ていることは明白である。「製品の製造」ではなくても、「事業活動」となることに注意してほしい。

 それでは、「特定の20種類に該当」しているかどうかだ。例えばスチールとプラスチックでできた棚の場合は「金属くず」と「廃プラスチック類」に該当するから、このスチール棚は産廃に分類されるのである。

 ここで賢明な読者は気付かれたと思う。ボールペン、クリアホルダー、ステープラーなどの文具も、ほとんどがプラスチックや金属でできている。したがって、産廃になってしまうのである。

 実は、オフィスから出てくるゴミのうち、紙、生ゴミ、木、天然繊維以外は基本的に産廃になると考えた方がいい。誤解を恐れずに大まかに言えば、いわゆる「燃えるゴミ」以外は産廃なのである。

 一方、家庭から出てくる文具類は、そもそも「事業活動に伴って生じ」ているわけではないので、産廃には該当しない、つまり一般廃棄物に該当することになる。

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