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突然ですが「勇気」はどうすれば沸いてくるのでしょうか?

2012年6月6日(水)

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 今回は、唐突ですが、「勇気」という言葉について考えてみたいと思います。

 「勇気」という言葉には漢(ヲトコ)なら誰もが、惹かれざるをえない魅力的な響きがあります。そして漢(ヲトコ)なら誰もが勇気を手に入れたいと考えています(独断と偏見)。

 ウィキペディアを見ると、「勇気」とは、

 「普通の人が、恐怖、不安、躊躇、あるいは恥ずかしいなどと感じることをおそれずに(自分の信念を貫き)向かっていく積極的で強い心意気のこと」
と書かれています。

 この解説を読むだけで勇気が湧いてきますね。そしてこの解説からわかることがあります。それは、勇気には恐怖や不安といったものが、セットでついてくるということです。つまり、恐怖や不安を伴わない行動や決意は、勇気ある行動でもなんでもないとも言えます。考えてみればそのとおりで、第3者から見るとまるで恐怖や不安などを感じさせないぐらい勇敢な人間も、きっと心の中では恐怖と不安と戦っているのです。

 恐怖や不安は人の原動力でもあり、時によくないものでもあります。例えば、誰かを責めたり、誰かを傷つけたりすることは、時にその根底にある原動力が自分の恐怖や不安になっていることもあります。僕も誰かに非常にムカついたりしたとき、よくよく自分を内省してみると、それは自分を守ろうとしたり、あるいは将来に対する不安だったり、そういったことが根底にあると気づかされる場合も少なくありません。

 そう考えると、恐怖や不安は世の中にない方がよさそうな気もしますが、もしも恐怖や不安がなければ、世の中には希望も生まれません。

不安を感じるからこそ、夢や希望がわいてくる

 こんな面白い話もあります。
 『危機の時代の「やる気」学』(金井壽宏、ソフトバンククリエイティブ)によれば、前頭葉の一部分を傷つけることで人間の脳から「不安」は消えてなくなるものの、一方で「計画性」や「希望」を持つことができなくなるという実験結果があるそうです。そして、同書では、こう結論づけています。

 何を言いたいかというと、不安も感じればこそ、計画や希望やビジョンも持てるということだ。文字どおりの意味ではないが、「不安こそ計画の母」なのだと思ったほうがいい。

 逆に、夢、希望を抱くからこそ、それは実現デキるかどうか途中で不安になったら、どうあがいてもだめだと思ったら絶望するのだ。

危機の時代の「やる気」学』金井壽宏
(ソフトバンククリエイティブ)

 つまり人間は恐怖や不安といったものがあるからこそ、夢や希望が湧いてくるのだと思います。

 そう考えると、まずは恐怖や不安を感じることは希望を得るためには必要条件であると理解し、恐怖や不安を伴うことに果敢にチャレンジし、それを乗り越える心意気こそが「勇気」だと思えばよいのです。

 続いて、その勇気はどうやったら得られるでしょうか。

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「突然ですが「勇気」はどうすれば沸いてくるのでしょうか?」の著者

柳澤 大輔

柳澤 大輔(やなさわ・だいすけ)

面白法人カヤック代表取締役

1998年、学生時代の友人と共に面白法人カヤックを設立。数千~数万人規模のネットサービスを幅広く展開。ユニークな人事制度や、ワークスタイルなど、制度面も実験中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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