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エアコン工事、あなたの目の前で「罰金3億円」の犯罪行為が

量は関係なし。廃棄物あるところ廃棄物処理法あり

  • 堀口 昌澄

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2012年6月22日(金)

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 梅雨が明けると、暑い夏がやってくる。今年も節電の夏となりそうだが、エアコンの省エネ性能はどうだろうか。そろそろ買い換えようという方は、ちょっと耳を傾けてほしい。あなたの目の前で、「罰金3億円」の犯罪行為が行われるかもしれないのだ。

エアコン設置工事の元請け業者とは

 最初に「エアコンの設置工事は、建設工事に該当する」ことを確認したい。「そうなの?」と思われた方が多いだろうが、建設業法で定める建設工事の類型の1つ「管工事」に「冷暖房設備工事」が含まれている。このことは国土交通省にも確認したので間違いないだろう。

 そこで問題だが、エアコンの設置工事で廃棄物は出てくるだろうか。答えは当然「YES」である。配管の長さを調整するために切断した端材や、壁に穴を開ける際にくりぬいた壁材、室外機を置くための台の設置作業など、色々な作業で少しはゴミが出てくるだろう。

 そう、どうせ大した量ではないのだ。でも、「廃棄物あるところ廃棄物処理法あり」なのである。

 エアコンの設置工事で出てくる廃棄物は、業者さんが持ち帰ってくれるのが当然だと思っている読者がほとんどだろう。ところが、2011年4月の廃棄物処理法改正後から、業者さんが持ち帰った場合、もしかすると法律違反にとなる可能性があるのだ。

 具体的には持ち帰った者が「5年以下の懲役、1000万円以下の罰金、またはこれを併科」の対象となるだけでなく、持ち帰った法人が「3億円以下の罰金」の対象となってしまう。

 もちろん、設置工事で出てくる廃棄物を、エアコンを購入した家庭で処理しろというわけではない。この工事の“元請け業者”が廃棄物の排出者として責任を持って処理しなければならないのだ。厳密には、建設業法の建設工事と廃棄物処理法の建設工事は定義が異なるうえ、解釈も一定していない。少なくともエアコンの室外機を地面に設置する場合や、壁に穴を開ける場合は、廃棄物処理法の建設工事に該当するだろう。

 では、元請け業者とは一体誰なのだろうか。それは、エアコンの購入者から、エアコンの設置工事を請け負った者である。つまりほとんどの場合、エアコンの販売店が元請け業者に該当するはずだ。販売店は、通常現場で施工する業者の名前を説明することなく、工事の日程調整から料金の請求までしているのだから。

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