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牛丼とiPadで考えるコミュニケーション

  • 田代 真人

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2012年6月22日(金)

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 今回から始まるこのコラムでは、品物やサービスを売るためのコミュニケーションに焦点を当てて、品物やサービスを売っていく現場、売れている現場で交わされているコミュニケーション、商品自体が持っている力などを検証していきたいと思う。

売れているものとはなにか?

 まず、売れるものというのはどういうものだろうか。シンプルに考えてみると。

(1)価格が安い。
(2)商品(サービス)が良い。
(3)リーズナブル
(4)タイムリーなもの

 デフレのいま、価格が安いものが好まれるのは当然だ。もちろん安かろう悪かろうの品は当然売れないし、いまの世の中、粗悪なものを売ればすぐにネットで拡散されて売ったもん勝ちになるものでもない。しかし同じような品質の商品を並べれば価格が安いものが売れていく。もちろん各社、当事者として考えれば同じような品質と思っているわけでもなく「我社の商品のほうが優っている」と少なからず考えているはずだ。であれば、その優っている部分を顧客に伝えることが必要だ。それをどのように伝えているのだろうか。

 一例として値下げ競争が激しい牛丼業界を見てみよう。松屋はこの5月、“脱値下げ”宣言をしたが、激しい価格競争をおこなってきた牛丼業界、値段以外の違いはどこにあるのだろうか。牛丼は、“味”という主観的な尺度が売上を左右するとみられる商品だが、その中身の違いを各社どう伝えているのだろうか。

 まず牛丼各社のWebサイトから直近の売上高を見てみた。

売上高 営業利益
吉野家 876億円 45.5億円(2012年2月期)
すき家 1787億円 牛丼カテゴリー個別では未発表(2012年3月期)
松屋 756億円 48.5億円(2012年3月期)

 メニューの数、店舗の数が大きく異なるので上記の数字は参考程度にみていただきたいが、少なくとも全社利益は確保しているようだ。そのうえで各社の商品の違いを調べてみよう。彼らは顧客になにを伝えているのだろうか。

 Webサイトを見てみると以下のような文言が掲載されている。比較のために牛丼(松屋は牛めし)に関する部分のみとりあげた。

吉野家

 本物のうまさだけを。
 
 吉野家では、お客様により「うまい」商品を提供するため、食材についても、徹底的にこだわり抜いております。吉野家が目指す「うまさ」を実現するための食材に対するこだわりをご紹介いたします。

 この文言の下に、低温熟成のたれ、甘みにこだわったたまねぎ、1頭あたり数キロしか取れない「9インチプレート」と呼ばれるバラ肉を使用していること、生姜をたれに入れていることなどを写真入りで細かく説明している。

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