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第5回 外資系社長になったからこそ分かる「英語の勉強法」

  • 今井 隆志

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2012年6月22日(金)

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 昨今、留学する学生の数が年々減少していると聞きます。理由はいろいろ挙げられています。例えば、「就活が3年生の後半に始まるので、大学時代の留学に適した大学3年の秋から4年の前半までの留学が難しい。帰ってきたときには、大手企業の就活の門戸はすでに閉じられている」、「実際問題として、日本企業に就職する限りにおいては、英語が必要とされる仕事は限られている」、「今の豊かな生活環境に満足している」、「費用がかかる割にその見返りがはっきりしない」、「海外に行ってまで勉強したいものがない」などがあるでしょう。しかし、英語に限っては、留学しないと身に付かないというものではありません。また、何歳から始めても遅いということはありません。

 私も外資系企業に20年以上勤めながら、ずっと英語は悩みの種でした。30才になる頃に、勤務していた日系企業の、月100時間を優に超える残業生活や、アウトプットに見合わない給与条件に愛想を尽かして外資系企業に移ったわけですが、大学卒業後もそれなりに英語を勉強し、地道に努力してきたので、「まあそれなりの英語力もあるし大丈夫だろう」と思っていました。

 しかし、転職先の外資系企業で見た主要ポジションにいる日本人の英語力が自分とはあまりにも違うことに大いにショックを受けたことを今でも覚えています。「この人仕事できるな」と思った同年代の人が、隣の席でいきなり電話越しに外国人の弁護士と長々とした議論を始めたことがありました。表情や身振りなどが使えない電話で、論理をきちんと構築しながら英語で相手を説得するなんていう技術レベルは、当時の私には全く備わっていませんでした。そのレベルは、いかにも遠くの目標であり、外国人から見れば子供レベルの私の英語力で、そのような職場に足を踏み入れたことに大いに不安を感じたものです。

 不安は時として実行へのいい推進力になります。外資系企業に飛び込み、自分の英語力の足りなさを痛感してから、私が英語に費やしたお金は、総額で1000万円を超えると思います。個人の財布から出て行った金額としては、大きいと思うと同時に、その分の効果があまりなかったプログラムもあったと思います。いろいろなレベルの英語教材を買い求めたこともありました。それぞれが20-30万円ぐらいする代物だったような気がします。また、ある英会話学校の個人レッスンがいいと聞いて、1レッスン8000円ぐらいだったレッスンを、100万円分、分割払いで購入したこともあります。半分も消化できないまま、また何年かして別の教室で再度受講を始めた憶えもあります。途中で投げ出したことが教師に悟られるのがいやで、再度多額の支払いをしたことは、今考えるとおかしな行動でした。

 これらの私の経験をいろいろ思い返してみて、実際にビジネスの場で使える英語を身につけるには、なにが必要で、なにが思い違いなのかお伝えしていきたいと思います。

英語力アップのプライオリティ

「ビジネスのスキルというのは専門性のことであって、だいたい英語がビジネスのスキルと言えるのか?」という議論は横に置いておきたいと思います。英語が出来なくても、優秀な通訳を使えばコミュニケーションはできるし、実際英語が出来なくても国際的な企業でトップを務めている人も確かにいます。ましてや、英語ができるから、国際的な企業で社長のポジションが用意されるというわけでもないのは自明です。それでも、英語は社長になるための非常に重要な条件だと私は思います。

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