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仮説は3つの視点で練り上げる

探究実践の具体的な方法

  • 炭谷 俊樹

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2012年6月28日(木)

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 前回はITを用いて社会課題解決を行う「探究実践」の背景にある考え方を述べた。今回は、「探究実践」を実際にどのように進めるかの流れを、神戸情報大学院大学で実際に行っている内容に沿って説明する。大学院では、まずは私自身が担当する「探究実践演習」という授業で流れを一度体験し、その後、「特定課題研究」と呼ばれる、各学生の研究活動に応用し、実践および修士論文に結びつけている。

これと平行して各種のIT技術を学ぶ講義・演習があり、実践をすすめるにあたってベースとなる知識や技術スキルを身につけている。

「探究実践」の3要素

「探究実践」には以下の3つの要素がある。

1.社会における「課題」を発見する

 社会の課題というと何か社会全体の大きな課題に取り組まないといけないようなイメージを持ちがちだが、規模の大きさは問題ではない。親戚や友人など身近な人が直面する課題や企業内の課題でも良い。要は、課題解決により、一人でも喜ぶ人がいるかということがポイントである。 

2.自らの「強み」を発見し、磨き続ける

 自らの強みは大きくは「専門性」(神戸情報大学院の場合はITの「技術力」)、とより一般的な「人間力」とに分けられる。ここでいう「人間力」とは、人のニーズを聞き、自分の考えを伝えるコミュニケーション力や、問題の本質を捉えて解決策の仮説作成・検証を行う問題解決力など、いわゆる「社会人基礎力」的なものを指している。

 強みを磨くことに終わりはない。また自分の強みだけで実現できないことは、他の強みを持つ他者と協力して、課題解決を実現していけばよい。

3.現場で課題解決を「実践」する

 出来る限り一般社会・現場とのつながりを持ち、課題解決を実践する経験が重要である。神戸情報大学院大学の場合、学生がシステムやアプリケーションなどの開発・実装を行い、ユーザーに使ってもらって本当に課題解決につながり、喜んでいただけるかの実践を行うようにしている。最初からうまくいくものでなく、失敗も経験し、試行錯誤を繰り返すことを通じて、社会で必要な人間力を身につけることが出来る。

 以下、この「探究実践」をどのようなプロセスで行うかの流れに沿って見て行く。

 大きくは、テーマを発見し、仮説を作成し、3つの視点で検証し、実行するという流れである。

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