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歴代総理が使う「計算された話し方」

小泉純一郎のスピーチをアリストテレスで分析(その1)

  • 武部 恭枝

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2012年7月2日(月)

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 衆議院の任期切れまであと1年余り。衆議院議員の任期は4年だが、任期切れを待たずに解散による総選挙となることが多い。野田政権についても、年内に衆議院解散・総選挙だという観測があちらこちらで聞かれる。解散総選挙がいつになるのか。いずれにせよ、そう遠くはなさそうだ。

国民に解散を伝える総理の言葉

 野田総理が解散総選挙に打って出るのであれば、それを受けて総理の記者会見が行われる。この記者会見では、国民に解散の理由や総選挙で何を問うのかが説明される。国民にとっては選挙に向けての判断材料が与えられる重要な機会である。会見での総理の言葉は、選挙の争点、有権者の投票行動に大きな影響を与えるものとなる。

 過去2回の解散総選挙で会見にあたったのは、2005年が小泉総理、2009年は麻生総理であった。郵政解散として注目を浴びた2005年の総選挙では、不利と言われた自民党が歴史的大勝で大幅に議席を増やした。2009年の総選挙では、自民党が惨敗して民主党への政権交代につながった。

 いずれもその後の日本の政治に大きな影響を与えた。解散総選挙という重要な政治の節目に行われる総理の解散記者会見。そのときの総理の言葉は、選挙を闘う候補者のみならず、国民にとっても日本の国のあり方や方向性を決めるという意味で極めて重い意味を持つ言葉なのである。

小泉と麻生 二人の総理の記者会見を検証

 そこで、記者会見での発言から、小泉総理と麻生総理の言葉を分析してみようと思う。総理の発言は、新聞やテレビで紹介されているが、紙面や放映時間の関係からか、発言の一部だけが取り出され論評されることが多い。しかし、発言全体を検証することによって、使われた言葉がもつ効果、言葉の説得力がより一層よく見えてくる。そこで、発言テキストをもとに二人の総理大臣の言葉を検証してみたいと思う。

政治言語と国民の反応

 検証するにあたって、もうひとつ別の視点も念頭に置いておきたい。それは、総理の言葉を分析しながら、政治に関する言語の領域で、私たち国民が、どのような言葉に納得したり、どのように説得されているのかを考えてみることである。ここ2回の総選挙が日本のあり方や方向性に大きな影響を与えたように、次の選挙も大事な選挙になるであろう。政治家の言葉に私たちはどのように反応し、動かされているかを考えることは、民主主義社会における国民の投票行動や政治参加を考える上で、大事なことではないかと思う。

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