• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

マイクロソフトの“タブレット”参入に一番驚いた人たち

人の「モビリティ」を高めるために(その1)

  • つなぐIT研究班

バックナンバー

2012年7月2日(月)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 記事を強引に面白くしようとする。記者や編集者の仕事をしていると、やらないほうがいいと思っていても、ついやりたくなってしまう。面白い記事を書いたり作ったりするのは当然だが無理はいけない。

 典型は「衝撃見出し」と「対立構図」である。衝撃見出しとは『日経ビジネスオンラインの衝撃』、あるいは『日経BPビジョナリー経営研究所の衝撃』といったものだ。「衝撃」と書かなくても記者が「衝撃的」と思う言葉を並べ立てる場合もある。

 対立構図を描くとは、守る人と攻める人、善玉と悪玉を決めて記事を書くことである。「攻防」「競争激化」「浸食」「反撃の起点」「対○○の切り札」「宿敵」「危機感」「対抗ののろし」といった言葉を使う。

 対立構図の例で列挙した言葉は日本経済新聞の記事2本から引用した。6月7日付の『パソコン、携帯性で反撃~台北国際電脳展が開幕』と6月24日付『ソフトの巨人もジョブズ流~マイクロソフト、端末自社開発』である。

 記事の見出しから分かる通り、iPhoneやiPadによって、それぞれスマートフォンとタブレットの市場を大きく成長させた米アップルに、他のメーカーや米マイクロソフトといったパソコン(PC)勢が、UltrabookやWindows8といった新製品で向かい合おうとする構図を描いている。

 この対立構図の中で、パソコン勢の旗頭、マイクロソフトは「対抗ののろし」として「サーフェス(Surface)」という製品を出すことを明らかにした。今、お読み頂いているこの記事の見出しに「マイクロソフトの“タブレット”」と書いたが、マイクロソフトはサーフェスを「Family of PC」と呼んでいる。形状はタブレットだがWindows用アプリケーションが動くしキーボードも付いている(関連記事『MSブランドのタブレット“Surface”、なるかiPadへの巻き返し』)。

 日経本紙はさすがに「衝撃」を使わなかったが、『マイクロソフト、端末自社開発の衝撃』あるいは『サーフェスの衝撃』といった見出しが頭をよぎった記者は多いはずだ。

 ただし最も驚いたのはパソコン勢だろう。パソコン勢の主要な会社がいずれもサーフェスについて「ノーコメント」としていることから「衝撃」度合いが読み取れる。何人かの記者に聞いてみたところ、「パソコン関連各社の首脳に質問してみたが、サーフェスの話を持ち出すと、表情が変わりコメントを避けられた」と異口同音に答えた。

 ウォール・ストリート・ジャーナル日本版(Web)は「半導体やコンピューターシステムメーカーの一部の幹部にはサーフェスについて発表イベントの数日前まで明らかにされておらず、同プロジェクトについて知らされた際にも概要説明だけだった」と報じている。

コメント0

「イノベーションの実践 「つなぐIT」を使い倒す」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

企業や官公庁の幹部のメールボックスの内容が、まるごと数十万〜数百万円で売られている事例もある。

名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官