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第6回 資格はトップマネジメントで役に立つのか?

日本とグローバル企業で違う「監査」とは

  • 今井 隆志

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2012年7月12日(木)

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 新聞や雑誌で、「20代のうちにやっておきたいこと」などと銘打った特集が組まれることがあります。そういった特集で最近上位に顔を出すのが、「資格を取る」です。通常、上位に並ぶのは、「人脈を作る」、「語学をマスターする」、「運動の習慣を身につける」などといった普遍的なものです。「資格を取る」というのは、昨今の不透明な経済状況や就職事情が影響しているのでしょう。昔のように、生涯ひとつの会社に身を任せれば大丈夫といった時代ではなくなってきているからです。

 では、「資格を取る」といったときに、何の資格を目指せばよいのでしょうか。世の中にはいろいろな資格があります。「栄養士」「調理師」などのように手に職をつけるようなものもあれば、「司法書士」のように独立を目指すものもあります。また、「ファイナンシャル・プランナ-」のように、金融機関で働くのにほぼ必須の資格もあります。一方で「弁護士」「公認会計士」などのように超難関でありながら、取得後の就職事情が必ずしもかんばしくないケースも出てきています。

 実際、会社という組織で上に上がっていくことを目指す人にとって、資格を取るといっても、なかなか適切な資格が思いつかないというのが現状ではないでしょうか。「何のために取るのか」、「それで食べていけるのか」と自問すると、どうもはっきりしない答えになってしまう場合が多いと思います。

私が「米国公認会計士」の資格を取った理由

 私が「米国公認会計士」の資格を取ったのも、いわば消去法での選択でした。なかなか適当なものがない中で、会社に勤めながらの勉強でも取得できて、それなりに使えそうな資格として選んだ憶えがあります。理系出身の私にとって、財務などの世界は疎いという自覚もありました。試験準備のために自分の自由時間のほとんどをつぎ込み、受験のためにお金を払って航空券を手配するなどしていると、「これで食べていけるわけでもないのに、何をやっているのだろう」という自問もありました。実際、日本で米国公認会計士の資格で食べていくことはほとんど不可能だと思います。

 しかしながら、この資格を取ってみてわかったことがあります。それは、これこそが私のマネジメント・スキルの根幹を形成してくれたということです。「財務会計」、「商法」、そして「監査論」をかなり高いレベルまでマスターしたことで、その応用として「日々のマネジメント」をとらえることができるようになったからです。

 私は1500時間から2000時間を勉強にあてる覚悟があるのであれば、米国公認会計士の資格を考えてみるのもいいと思います。一日3時間の勉強で2年ということになります。

 さて、話が資格の話になってしまいましたが、今回特に強調したいのは、この資格の試験科目のひとつでもある「監査論」に関する理解についてです。

コメント1件コメント/レビュー

新興国で、まともに監査などやっていない。監査というルールで会計士が飯を食う。そういったビジネスモデルだ。結局のところ、大事なのは、監査というゲームをどう安くで折り合いをつけるかだ。まともに監査などやっていないし、やる気もない新興国の企業群とのグルーバル勝負では、日本での真面目な取組ではコストを跳ね上げ負けるだけだ。(2012/07/12)

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新興国で、まともに監査などやっていない。監査というルールで会計士が飯を食う。そういったビジネスモデルだ。結局のところ、大事なのは、監査というゲームをどう安くで折り合いをつけるかだ。まともに監査などやっていないし、やる気もない新興国の企業群とのグルーバル勝負では、日本での真面目な取組ではコストを跳ね上げ負けるだけだ。(2012/07/12)

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