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「脂肪にドーン」ってそんなにダメ?

「黒烏龍茶CM問題」の真相

  • 佐藤 央明

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2012年7月13日(金)

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 「脂肪にドーン」は不適切――。サントリー食品インターナショナルのトクホ(特定保健用食品)、「黒烏龍茶」のテレビCMが、偏った食生活を助長するとの理由で消費者庁から通知を受けた。漫画「笑ゥせぇるすまん」の主役、喪黒福造が人差し指を突き立て、決めポーズとともに「ドーン」とやる、あのCMだ。

 事の発端は3月12日にさかのぼる。内閣府の新開発食品調査部会で、ある委員(以下A委員)からCMに対する指摘があった。同部会の議事録に載っているA委員のコメントを抜粋すると、「私たちはあれ(黒烏龍茶のCM)を認めているわけではないということは声を大にして申し上げておきたいと思います」「許可している現場にいる私の立場では、とてもあの広告を見ることがつらい。つらいというのは、何か個人的な感想みたいな感じかもしれませんが、適切ではないということの怒りがとても大きい」と、とにかくものすごい憤りが感じられる。

サントリー食品インターナショナルの「黒烏龍茶」は、2006年から販売されているトクホのロングセラー

 これを受けた消費者庁は3月26日、サントリーに改善を求める文書を送付。合わせて同庁は、公益財団法人の日本健康・栄養食品協会にも改善を要望する文書を送付し、協会はトクホを販売する加盟企業にその旨を伝えたという。

 「脂肪にドーン」のCMは、そんなに消費者をミスリードするものなのか。サントリーのホームページには、今も喪黒福造シリーズのCMが公開されている。お笑いタレント、アンタッチャブルの山崎弘也氏が軽いノリで喪黒に〆のラーメンが食べたいとせがみ、「脂肪にドーン」とともに黒烏龍茶が登場。山崎氏がこってりとした屋台のラーメンを味わっている横に、「食べながら脂肪対策」という文字が出る。確かにこれを見て、ラーメンを食べても「黒烏龍茶がなかったことにしてくれる」と思う人もいるだろう。

 ただ、この手のCMは黒烏龍茶に限ったものではない。キリンビバレッジ「メッツコーラ」のCMでは、ハンバーガーやピザをドカ食いする「あしたのジョー」の主人公、矢吹丈が「これトクホのコーラだぜ」と言いながらメッツコーラを飲み干す、という場面もある。個人的な印象では、これら2つに大きな差は感じず、むしろドカ食いしている後者のほうがインパクトは大きい。

 トクホを出すメーカーの間でも、“黒烏龍茶ショック”は広がっている。

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