• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

BERTプロジェクトが教えてくれた「社会的課題を解決するITの使い方」

プロジェクト「BERT=Bikers Emergency Response Team」

  • 炭谷 俊樹

バックナンバー

2012年7月17日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 今回は神戸情報大学院大学が探究プロジェクトとして関わっている「BERT=Bikers Emergency Response Team」を御紹介する。

 昨年の東日本大震災の惨事をきっかけに、多くの方が災害時あるいは復興に自分は何ができるかについて、考え、行動していることだろう。神戸では1995年に阪神淡路大震災があり、私自身も被災者であった。私に限らず、阪神の経験から東日本に貢献できることは何かあるはずと考えている人は多い。本学でも何ができるか、いろいろ検討をしていた。
 そんな中で知人に御紹介いただいたのが、1977年モーターサイクル・ワールドチャンピオンの片山敬済さんである。彼が提唱するBERTの構想を熱く語っていただき、聞いた我々はその構想にしびれてしまった。そして大学院として主としてIT面での支援をさせていただく形でかかわることとなったのだ。

地震など災害時の問題

 災害時の対応について、携帯が通じないなどの情報インフラの問題があるとか、行政の対応が悪いとか、マスコミになどによる非難をよく耳にする。しかしながら、実際に被災現場にいると問題はそれほど単純ではないことがわかる。

 まず必要な情報が得られない。携帯も通じず、停電してテレビも見られない状況の中で人々には何が起こっているのか、何をすべきなのかを判断する情報がない。
行政機関でも、どこでどのような被害が起こっていてどう対処すべきかの情報が得づらい。東日本大震災ではTwitterは比較的通じたといわれるが、たとえ情報インフラが活用できたとしても、そこに正しい情報が発信され、必要な人に届けられるという保証はないのだ。

 仮に必要な情報が得られたとして、レスキューのオペレーションをできるどうかという問題がある。阪神淡路の際は水も出ず、消火活動の範囲は極めて限られた。道路も大量のがれきの中で車が混乱、大渋滞して緊急支援車両が被災地になかなかたどり着ないという問題が生じた。山間部であれば、道路が崩れて寸断され、車両が通れないといった問題が起こりやすい。

 まとめると、正しい情報をだれがどのように発信し、だれに届けるのかという情報コンテンツの課題と、いかにレスキューを迅速に効率よく行うかというオペレーションの課題がある。

「炭谷学長の「探究型で生きろ」」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

組織を正しい方向に導き、 作り変えていける人が、優れたリーダーです。

ジェニー・ダロック 米ピーター・F・ドラッカー伊藤雅俊経営大学院学長