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社員の資質に応じて設けた2つのキャリアパス

マネジャーとクリエーターの選択は自主性に委ねる

  • 井上 英明

バックナンバー

2012年7月18日(水)

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 この連載は、青山フラワーマーケットを主力事業とするパーク・コーポレーションという会社の骨格を成す「5つの資産」をはじめとして、1人ひとりの従業員の自立的な行動を引き出す経営の仕組みについて紹介している。

 「5つの資産」には、財務諸表に記載される資産として、(1)Finance(ファイナンス=業績)と(2)Shop(ショップ=店舗)があり、財務諸表に記載されない資産として、(3)Spirits(スピリッツ=さまざまな想い)、(4)Partner(パートナー=仲間)、(5)Customer(カスタマー=顧客)がある。

 この「5つの資産」が「スピリッツ→パートナー→ショップ→カスタマー→ファイナンス」とサイクルを繰り返しながら、会社やそこで働いている従業員が成長して大きくなっていくというイメージを表現したのが、逆円すい形の立体図だ。

 立体図の中心には、「エレベーション=自己研鑽」という軸を据えている。エレベーションは、パーク・コーポレーションの基本的価値観「チャレンジし続ける成長し続ける貢献し続ける」を反映したものだ。

 想いが強くなれば、それを共有して一緒に実現しようとする仲間として従業員や社外の育種家、花の生産者の方々が集まり、店舗も拡充して、顧客も増え、業績も向上していく。その根幹を成すのが、自己研鑽というぶれない軸というわけだ。

 前回(パートナーの「自習」を支援する)は、パートナーのエレベーション(自己研鑽)をサポートする「オリジナル手帳」や「他店舗研修」を紹介した。今回は、社内パートナーである従業員の採用や採用後のキャリアパス、コミュニケーションについて説明したい。

 近年、新規出店の増加に伴って、社内パートナーの採用が増えている。パーク・コーポレーションでは、パートナーは基本的にはアルバイトとして採用し、現場での経験や研修を通して自己研鑽してもらう。

 彼らは、昇級試験(レベルチェック)をクリアすると、正社員への昇格試験(社員パス)を受けることができる。このプロセスを通して、パーク・コーポレーションが大切にしているスピリッツ(=想い)基本的価値観を共有できると考えている。逆に言えば、そのプロセスをしっかりとたどれば、誰でも正社員になれるチャンスがあるということだ。

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