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エジソンら発明家に学んだ「9つの窓」と「むちゃぶり」発想法

  • 石井 力重

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2012年8月16日(木)

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日本企業で働く人材の多様化が加速している。経歴や国籍も違う様々な人材が集まる組織の中で、ユニークで独自性を持った製品を、そして売れる製品を出し続けるにはどうすればいいのか。これまでのハイコンテキストな単一民族の企業の時代とは違う組織OSが必要。当面は試行錯誤を続けざるを得ないが、変わらない視座もある。そんな揺るぎない「4つのフェイズと6つの要因」を紹介するのがこの連載。
まずは、第1のフェイズの「アイデア創出の活動」。いわゆる「アイデア発想法」について、創造工学の観点を含め解説してく。今回はアイデア出しの処方(レシピ)について。

9つの窓をうめていくだけでアイデアが整理できる

 優れたアイデア(事業アイデア、特許)を創出してきた人たちが、どのようなプロセスでその発想に至ったのか。それを調べてシンプルに整理した「アイデア出しの処方(レシピ)」というものがある。

 例えば、TRIZの一部にはエジソンら優れた発明家・事業化の発想の手順を調べてそれらを9つのステップに整理した「9windows(9画面法)」と呼ばれるものがある。ステップの1つひとつはそれなりに単純であるが、最終的には、未来の製品を幾つも発想することができる。

 そのほか、発想の飛躍を自然と起こさせる手順もある(理想解、エクストリームゴール)。全てを使う必要はなく、必要なものからエッセンスだけを拝借し、カスタマイズするといいのだ。自分であったものはどれか、考えながら読んでいってほしい。まず、9windowsから説明する。

TRIZ 9画面法

 ロシアで生まれたTRIZはもともと技術システムや製品に対して使う発想方法であるが、発想手法のエッセンスとしては、サービスでも組織でもうまく適用すれば使える。そのTRIZの中でも、この手法は、一言でいえば、「製品」の「内(含まれている部品や素材)」と「外(取り巻く社会環境やユーザーのライフスタイル)」の2つの視点を持ち、そして「過去」と「現在」の差分をつかって「未来」を想起することで、製品の未来の姿を描き出す手法である。

図:製品、外(取り巻くもの)、内(含むもの)

 例えば、「5年後の製品を構想しようとしている」状況だとしよう。その場合は、まず、今「現在」の製品の「内」と「外」を書き出す。次に「過去」の製品を書き、その「内」と「外」を書き出す。

 過去といってもどれぐらいか。想起したい未来までの2倍の時間だけ過去に戻る。つまり、5年先を想起したいのであれば、過去にもどすのは、10年前となる。「2倍の時間」ととるのは、進歩が年々速くなることから、大まかな物差しとして見いだした先人たちの経験則であるが、変化がより速い領域の場合にはこの「戻る量」を増やすべきであろう。それは読者が自身の領域で発想を実践していく上で調整してほしい。

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