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学校や公園にある雲梯(うんてい)はオモシロイ

2012年8月30日(木)

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 これまでどの時代でも、同じビジネス環境の中で、企業が継続的に活動できるということはありませんでした。どこかで予想外の事件が起き、常に想定外の天変地異が起きるのです。中長期的に計画通り進むことなどありません。

 だから、明日の決定が必要なのです。時代の変化についていくために、時代の最先端を捉えるために、私たちは上手く渡り合えるコツを身につけたいものです。新刊『ビジネススキル・イノベーション』(プレジデント社・刊)でも書いたところですが、そのコツを例えるならば、雲梯(うんてい)です。この雲梯には、ビジネスのヒントが隠されているのです。

雲梯という名の運動具

 雲梯という運動具を覚えていますか。運動場の片隅にあったり、公園の端にあったりしていたものです。ちょうど、梯子を横に渡したような形状をしており、片側の端から、ぶら下がりながら反対側の端まで進む運動具です。落ちないように前に進む、筋力とちょっとしたコツのいるモノです。

 決定学とどのように関係しているか、疑問の方もおられると思います。子供の遊具とビジネスの決定との結びつきが、思いつかない方もおられるかもしれません。確かにそうかもしれませんが、原理を考えてみれば、とても素晴らしいたとえなのです。

 では、雲梯の原理を確認しましょう。腕力だけで前に進もうとする人は、どうするでしょうか。まず両手でぶら下がります。その後、片方の手を離し、ひとつ前のバーを掴みます。バーの間隔が広いと一苦労です。つかんだら、残りの手を離し、同じバーに両手でぶら下がります。この繰り返しです。

 しかし、このやり方だと時間ばかりがかかってしまいます。そして、渡りきるまでの間に、腕の筋力が耐えられなくなります。いくら、腕力を鍛えていたとしても、ひとつずつ進むのは要領が悪いのです。このような仕事のやり方をしていませんか。

上手にわたるコツ

 雲梯を上手にわたるには、コツがあるのです。それは、身体の反動を利用すると言うものです。雲梯で楽しんだ方なら思い出していただいていることでしょう。身体を振り子のように前後に揺らしながら、前に進んでいくと、早くわたることもできるし、筋力をいっぱい使うこともないのです。小学生でも、軽々とできてしまうのです。

 もちろん、握力と腕力が体操選手並みにあれば、地上を歩く速さで、雲梯上を端から端まで、渡り切ってしまうでしょう。もしかしたら、地上を走る早さかもしれません。コツを使わなくても、遊べると言えば遊べます。

 しかし、本当は身体の反動を利用します。初めて見た人にとって、腕力を使う運動具のように見えるかもしれません。しかし、身体の重みを動きに変え、バランスとタイミングを合わせることにより、前に進みやすくなるのです。腕力だけではなく、ちょっとしたコツなのです。上手な人は、握るバーを1つ飛ばしにできるほどになります。

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「学校や公園にある雲梯(うんてい)はオモシロイ」の著者

横田 尚哉

横田 尚哉(よこた・ひさや)

ファンクショナル・アプローチ研究所

顧客サービスを最大化させる経営改善コンサルタント。米GEの価値工学に基づく改善手法を取り入れ10年間で総額1兆円の公共事業改善に乗り出し、コスト縮減総額2000億円を実現させる。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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