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人材の育成なくして中国市場では勝ち残れない

30代以下の社員を教育して積極的に登用を

  • 内山 雄輝

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2012年8月22日(水)

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(前回のオンラインで富裕層向け商品が売れるという考えは幻想から読む)

 本連載もいよいよ最終回となった。前回までの内容を総括する意味も含めて、改めて中国を知ること、対中国ビジネスの舵取りをしていける人材を育成することの重要性を述べたい。

 中国市場を攻めるという話をする時、しばしば「チャイナライズ」という言葉が使われる。これは単なる“中国化”ではなく、“中国人がどういったものを受け入れるのかを知る”ことだ。

 一例だが、インターネット上で化粧品の卸売りを手がけている中国人から、最近興味深かった商品として韓国人が製造・販売しているトマトの化粧品を紹介された。

 これは容器がトマトのデザインとなっており、とにかく目を引く。日本人の目には「なぜこんなものが売れるのか?」という代物にも映るのだが、中国人に受けるかわいらしいデザインを研究しているうえ、販売価格も安いということでよく売れているというのだ。

進む中国人の日本製品離れ

 韓国企業の中には、「中国人が今どんな服を着ているのか」など、中国で写真を撮るだけの社員が存在する。トレンドが分かる写真を毎日何万枚も撮影し、本社に送るのだ。それをもとに現地のトレンドを分析し、中国人の好みに合わせた商品を送り出すといった取り組みを韓国企業は徹底して行っている。

 それに対し、日本企業は中国人の嗜好に合わせるという努力をあまりしない。高品質な日本製という“ブランド”があれば、自社製品で勝負できると考えがちなのが日本企業であり、日本人だ。

 しかし、現実はそう簡単ではない。中国へ足を運ぶたびに市場で何が売れているのか観察するが、「別に日本製品じゃなくてもよい」と考えている中国人が多いことに気づく。デザインが良くて、機能的で、安いものを買おうとする人が多い。

 電気製品にしても、中国での韓国製に対する評価は非常に高く、日本製は後塵を拝している状況だ。有名ブランドに似通ったデザインの製品を売る中国人をテレビで見て笑っている間に、実は中国人の“日本製品離れ”が進んでいる。日本人はその事態にまだ気がついていないのである。

コメント4件コメント/レビュー

至極真っ当な御意見です。しかし、残念ながら日本では少数派です。中国や韓国や東南アジアに対しては、上から目線で対応する日本企業や日本人が大半ですので。脱亜入欧の影響が未だに強いと感じています。(2012/08/23)

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いただいたコメント

至極真っ当な御意見です。しかし、残念ながら日本では少数派です。中国や韓国や東南アジアに対しては、上から目線で対応する日本企業や日本人が大半ですので。脱亜入欧の影響が未だに強いと感じています。(2012/08/23)

「中国」を「世界」と換えて読んでも面白いかと思います。(2012/08/22)

中国におけるビジネスについて最も全うな連載です。バックナンバーを読み直す価値があります。(2012/08/22)

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