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「ThinkPad生みの親」が語るモノ作りの哲学

人の「モビリティ」を高めるために(その4)

  • つなぐIT研究班

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2012年9月14日(金)

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 『人の「モビリティ」を高めるために』という本欄の趣旨は、モビリティ(機動性)を高めて働き方を変えていくために、IT(情報技術)の使いこなしを考えることである。
 第1回で、いまやマルチデバイスが前提であり、スマートフォン派、タブレット派、ノートPC派の対立構図にとらわれないように注意したい、と述べた(『マイクロソフトの“タブレット”参入に一番驚いた人たち』参照)。第2回は情報機器の入力について考えた(『たかがキーボード、されどキーボード』参照)。第3回は情報機器を会社が購入せず、従業員に購入させるやり方を紹介した(『再考・「会社のPC」は無くなる』参照)。
 今回は趣を変えてビジネスパーソンに根強い人気を持つ「ThinkPad」シリーズの開発責任者の談話を紹介する。

 「ThinkPadはビジネスパーソンに向けたベストマシン。この開発コンセプトは1992年の発売から今日まで20年間変わらない」

 当初からThinkPadシリーズの開発に携わり、「ThinkPad生みの親」とまで言われるレノボ・ジャパンの内藤在正取締役副社長はこう言い切る。8月29日に開かれた新機種「ThinkPad X1 Carbon」の発表会でThinkPadの20年を内藤氏が振り返る中で飛び出した言葉だ。

 「ThinkPad X1 Carbon」はいわゆるUltrabookで、ThinkPadシリーズ20周年記念モデルに位置する。ThinkPadシリーズの現・開発総責任者、横田聡一執行役員常務の発言を通じて、ThinkPadの開発コンセプトが最新機種にどう実装されているかを見てみたい。

 8月29日の発表会見から内藤氏、横田氏の発言内容を順にピックアップして紹介する。(構成は高下 義弘=ライター)

◇  ◇  ◇ 

【内藤在正氏】 ThinkPadシリーズが生まれた20年前、私どもは日本IBMの社員として大和事業所に勤務していました。ThinkPadの開発が始まったときの状況について説明します。

初代ThinkPad「ThinkPad 700C」

 当時のIBMは、これからのPCのために必要になる色々な技術、例えば液晶、小型ハードディスク、シリコンの低消費電力化などにかなり投資していました。これらの技術は日本IBMの大和事業所と藤沢事業所にありました。利用者の方々にPCという製品の形で最新の技術をお届けしよう、これがThinkPadを開発した背景の一つでした。

 持ち運びのできるコンピューターに対するお客様の要望が高まっていた頃です。技術の成長と市場の要求という2点の後押しを受け、最初の機種「ThinkPad 700C」を1992年に世に出すことができました。

部品から設計を考える基礎を身に付ける

 ノートブック型のPCを開発する技術が確立していた訳ではありません。私たちの部隊は、自分自身で一から集積回路を設計する、当時としては初の取り組みだったカーボンファイバー製の機構部品を作る、といった新しい取り組みを同時に進め、出来上がったものを組み合わせていきました。実に色々な取り組みを経て、1992年にThinkPad 700Cを発表するに至ったのです。

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