• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

カーナビ使わず運転を、マニュアル見ずに仕事を

優秀な経営者たちはみな感性で決定している

2012年9月20日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 カーナビは便利ですが、それに頼り切ってしまっても良いのでしょうか。カーナビに道順を決定してもらい、その指示に従うだけでいいのでしょうか。自分の方向感覚、距離感を手放し、カーナビに依存してしまってもいいのでしょうか。

 ビジネスではどうでしょう。カーナビ依存のようなビジネスをしていないでしょうか。他人依存、データ依存は、感覚を失ってしまいます。それが、カーナビ理論です。

感覚を鈍らせるカーナビ

 カーナビは、運転手の方向感覚を鈍らせます。そう感じている人も多いと思います。カーナビに頼ることで、運転手の方向感覚を不要にしているからです。方向感覚が必要なくなれば、どんどん鈍ってくるのです。新しく感覚を身につけることもなくなります。ますますカーナビに頼ることになり、それがないと不安になってしまうのです。

 もちろん、カーナビは便利なものです。目的地を入力すると、道順を案内してくれます。初めて訪れる土地であれば、なおさらです。右も左もわからなくてもいいのです。すべて、カーナビが決定してくれます。運転手は、その指示に従うだけでいいのです。

 本来は、運転手の頭の中には地図があり、主要な道路のネットワークを把握していることが望まれます。そうすればカーナビを使わなくても、目的地に辿り着くことができます。少々道を間違っても、方向感覚があるので対応できます。想定外の事態が起こったとき、その感覚と直感で、臨機応変に運転できるものです。

 だから、カーナビに頼らないことです。そのために、努力をしてでも、ある程度の地図を頭の中に入れておくべきです。土地勘を得るためには時間が必要かもしれません。時には方向を見失ったり、道に迷ったりすることもあるでしょう。それが大切な経験になります。

 これは、マニュアルでも同じではないでしょうか。

感覚を鈍らせるマニュアル

 マニュアルは、社員のビジネス感覚を鈍らせます。そう感じている人も多いと思います。マニュアルに頼ることで、社員のビジネス感覚を不要にしているからです。ビジネス感覚が必要なくなれば、どんどん鈍ってくるのです。新しく感覚を身につけることもなくなります。ますますマニュアルに頼ることになり、それがないと不安になってしまうのです。

 もちろん、マニュアルは便利なものです。目的のページを開くと、手順を指示してくれます。初めて行う作業であれば、なおさらです。右も左もわからなくてもいいのです。すべて、マニュアルが決定してくれます。社員は、その指示に従うだけでいいのです。

 本来は、社員の頭の中にはビジネススキームがあり、主要なプロセスの関係を把握していることが望まれます。そうすればマニュアルを使わなくても、目的を達成することができます。少々手段を間違っても、ビジネス感覚があるので対応できます。想定外の事態が起こった時、その感覚と直感で、臨機応変に判断できるものです。
 だから、マニュアルに頼らないことです。そのために、努力してでも、ある程度のビジネスマップを頭の中に入れておくべきです。ビジネスセンスを得るためには時間が必要かもしれません。時には方向を見失ったり、手段に迷ったりすることもあるでしょう。それが大切な経験になります。

コメント1件コメント/レビュー

カーナビの件は確かにそうだと言えるが、マニュアルの件については、全面的に同意できない。なぜなら、現在の製品で、マニュアルを見るということはまず基本操作を確認する意味やスペックを確認する意味もあり、それを飛ばすことは非常に危険だからだ。カーナビとマニュアルを同じに扱う事自体、少し偏った思考であると言わざるをえない。マニュアルの大事さ、マニュアルから何を読み取るのかがわかっていないからこういう意見を平気でいるのだと思う。今の経営者は、マニュアルも見ないで基本を守らずやっているから失敗も多いということを見落としている。いいことを言っているようで、ちょっと見当はずれだ(2012/09/20)

「「明日の決定学」」のバックナンバー

一覧

「カーナビ使わず運転を、マニュアル見ずに仕事を」の著者

横田 尚哉

横田 尚哉(よこた・ひさや)

ファンクショナル・アプローチ研究所

顧客サービスを最大化させる経営改善コンサルタント。米GEの価値工学に基づく改善手法を取り入れ10年間で総額1兆円の公共事業改善に乗り出し、コスト縮減総額2000億円を実現させる。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

カーナビの件は確かにそうだと言えるが、マニュアルの件については、全面的に同意できない。なぜなら、現在の製品で、マニュアルを見るということはまず基本操作を確認する意味やスペックを確認する意味もあり、それを飛ばすことは非常に危険だからだ。カーナビとマニュアルを同じに扱う事自体、少し偏った思考であると言わざるをえない。マニュアルの大事さ、マニュアルから何を読み取るのかがわかっていないからこういう意見を平気でいるのだと思う。今の経営者は、マニュアルも見ないで基本を守らずやっているから失敗も多いということを見落としている。いいことを言っているようで、ちょっと見当はずれだ(2012/09/20)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

店長や売り場主任などの管理職は、パートを含む社員の声を吸い上げて戦略を立てることが重要だ。

川野 幸夫 ヤオコー会長