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オスプレイ配備の憂鬱、普天間が抱える産業空洞化懸念

膝関節症の“救世主”佐喜眞義肢が金武町移転で事業拡大へ

2012年9月24日(月)

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 「オスプレイは入ってくるな!」――。

 在日米軍専用基地の74%が集積する沖縄県で去る9月9日、10万人を超える県民(主催者発表)が宜野湾市の宜野湾海浜公園に結集し、新型の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの配備計画を撤回するよう訴える県民大会が開かれた。一時駐機中の米軍岩国基地(山口県)で21日、試験飛行がとうとう始まったオスプレイの本格配備先は、大会開催場所の目と鼻の先にある米軍普天間飛行場だ。

 周辺はフェンスぎりぎりまで住宅やビルがひしめく1つの経済圏を形成しており、住民の生活が日々、事故の危険性と騒音に脅かされ続ける「世界で最も危険な米軍基地」と叫ばれて久しい。この基地の移転・返還を求める声は日増しに高まっているが、遅々として進んでいない。

基地跡地開発の金武町からラブコール

 その普天間周辺地域で懸念されてきた“産業空洞化”を象徴するような出来事が起ころうとしている。多くの高齢者を悩ませる膝の痛みを根本的に改善するとしてテレビ番組などで相次いで紹介され話題になった、医療用装具・義肢の開発・製造会社、佐喜眞義肢(宜野湾市)の移転計画だ。同県本島中部の東海岸に位置する金武町が、米軍ギンバル訓練場の跡地開発エリアで展開する医療施設の中核として、この佐喜眞義肢を誘致することになったのだ。

佐喜眞義肢の技術は基地フェンスの間近で育まれた(本社外観)

 佐喜眞義肢の名が全国に知れ渡るきっかけになった製品が「CBブレース」という膝に取り付ける医療用装具だ。普天間基地のフェンスから200メートル程度しか離れていない現在の社屋の近辺で生まれ育ち、この場所でゼロから装具の開発を進めてきた佐喜眞保社長は「普天間を離れるのは寂しいが、多くの患者のために事業を拡大するという夢が叶えられる」と、期待を胸にする。

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「オスプレイ配備の憂鬱、普天間が抱える産業空洞化懸念」の著者

松村 伸二

松村 伸二(まつむら・しんじ)

前日経ビジネス副編集長

日刊紙の日本経済新聞、リアルタイム速報の日経QUICKニュース(NQN)、テレビの日経CNBC、週刊誌の「日経ビジネス」と、日経グループの様々な媒体を渡り歩き、マーケット記事を中心に情報発信を続ける。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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