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集中できない大人たちに売る電子書籍のかたち

  • 田代 真人

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2012年9月28日(金)

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 1日が24時間しかないことは小学生でも知っている。しかしその24時間を意識し始めるのはいつのころからだろうか。考えるに、締め切りがある“やるべきこと”を抱えたころからだろう。なにもなければ、ただ「夜は9時半に寝て、朝は6時に起きるように」と先生に言われるだけで24時間は意識しない。

 しかし「来週の月曜日にテストします」と言われれば、ぼうっとした数日を過ごし、日曜日になって「あと24時間しかない!」と慌てるわけだ。スポーツならば試合だろう。小学生であっても、これらを真剣にやっている子は対策に取り組んでいるから、それなりに1日を、24時間を意識している。

 ただ、学習塾の先生によると、小学生までは自分で時間管理ができないと思ったほうがいいとのこと。大人が管理してあげないと難しいそうだ。

集中力が低下している

 さて、翻って我ら大人はどうであろうか。仕事に締め切りがあるかぎり、時間は意識せざるをえない。17時までの就業時間であってもそれまでに今日やるべきことを終わらせるのであれば時間管理が必要だ。そうしないと残業になってしまうし、昨今の多くの会社はサービス残業ということにもなろう。

 ここからの話はデスクワークが多い仕事に限ってしまうが、ネット登場以前であれば、オフィスに閉じこもってやるべき仕事をこなすことに障害は少なかった。集中した時間を邪魔するものはせいぜい上司や同僚からの問い合わせ、もしくは取引先からの電話対応くらいだっただろうか。

 集中力も途切れることなく、自分次第で仕事をこなすことが現在と比べ容易であった。休憩時間には雑誌を読んだり、お菓子を食べたり、タバコを吹かしたりと、かっちり就業時間中のオンとオフを切り替えていた。言ってみれば平和な時代だったのだろう(笑)。
 残業になったとしても、同僚が退社したり、電話が少なくなったりと、かえって静かな環境で集中して仕事ができたものである。

 それがネットの出現以降どうも忙しくなった。オフィスへのパソコン導入まではまだよかった。それがネットにつながり、WWWで情報を見られるようになってからはパソコンをツールとして、メールの対応や情報検索をするようになった。

 オフィス環境において、メールのやり取りは、それが増えた分、電話でのやり取りが減少した。「オフィスが静かになって気持ち悪い」とまで当時言われたオフィスもあった。しかし、邪魔するものもなく静かにメールが来るのみで、仕事は逆に捗ったように思う。メールでは無駄なことはあまり書かないし、たとえ「暑いですね」なんて前置きがあったところで、数秒で読めるからたいして支障はない。電話のほうが無駄な時間をとることが多かった。

 問題はWebだ。パソコン一人1台が当たり前になり、個人でメールアドレスを持つようになると、同時にオフィスで自由にWebサーフィンができるようになってきた。さすがにヴィジュアルが派手なサイトや一目で趣味とわかるサイトは見られないが、上司の目を盗んでニュースサイトやブログ程度ならば見ることができる。フェイスブックの更新チェックなどお手のものだろう。ガラケーより広い画面のスマートフォンの普及で、さりげなくデスクでチェックすることもできるようになった。

 しかし、ここ10年、チェックすべきことが自分の時間を浸食してきてしまい、落ち着きのない自分に苛つくことはないだろうか。

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