• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

悩みを綴るには手書き?それともキーボード?

人の「モビリティ」を高めるために(その9)

  • つなぐIT研究班

バックナンバー

2012年10月10日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 本欄の趣旨は、モビリティ(機動性)を高めて働き方を変えていくために、IT(情報技術)の使いこなしを考えることである。
第1回:複数デバイスの使い分けが前提となったと述べた(『マイクロソフトの“タブレット”参入に一番驚いた人たち』参照)。
第2回:文字入力について考えた(『たかがキーボード、されどキーボード』参照)。
第3回:従業員が購入した情報機器を活用するやり方を紹介した(『再考・「会社のPC」は無くなる』参照)。
第4回:「ThinkPad」の開発史を紹介した(『「ThinkPad生みの親」が語るモノ作りの哲学』)。
第5回:柔軟な働き方は何かを考えた(『寝ころんでいて仕事をしたくなったら』)。
第6回:東芝にビジネスパーソン向け情報機器のニーズについて尋ねた(「いくら軽くて薄くても仕事で使いにくい機器は無意味」)。
第7回:携帯電話の文章入力の問題を検討した(「携帯電話に屈して陳腐なメールを書いてはならない。戦い続けるのだ」)。
第8回:富士通のノートパソコン事業責任者に話を聞いた(「プロフェッショナルがプロ用の情報機器を選ぶ時代へ」)。

 「筆記療法」をご存じだろうか。自分にストレスを与えている事柄やトラウマの原因となった出来事、それらにまつわる自分の考えや気持ちを文章として書き連ねる。これによって心理的な負担を軽減し、ひいては心身の健康を増進するというものだ。

 頭の中にあるもやもやとしたものを文章という見える形にして、それを読み直すとスッキリすることがある。こうして思考や感情を客観視できると、堂々巡りの状態から脱しやすくなる。

 書くことによるこうした効果を実感している方は多いのではないか。この効果を基にして、心理療法に携わる専門家が確立したものが筆記療法と言える。ほぼ同様の手法を使って自分の考えを整理し、仕事で実績を出している実業家もおられる。

 正式な療法というわけではないが、私自身、筆記療法に関する書籍を読み、自分なりに筆記療法に通じる表現法を試して、効果を実感していた。

 私なりのポイントは「肩の力を抜き、文章のつじつまや『てにをは』を気にしないで書く」、「あらかじめ設定した短い時間内に、いつも頭の片隅に引っかかっている思いや感情を一気に書き連ねる」といったものである。

 何人かで一緒に、こうした取り組みをやってみたことがある。ストレスやトラウマを解消してQOL(Quality of Life)を高めたいという人が集まり、互いの経験を共有する自助グループに参加していたことがあり、そこで書くことを提案した。

 各々が思っていることを紙に手書きした。書き出した内容を見せ合ってもいいし、そうしなくても構わない。むしろ体験してどう感じたか、お互い感想を話し合うほうがこの種の取り組みには大切だ。

 体験者からは「文章というときっちり書かなければならないという気持ちが先に立つが、こういうやり方もあるのかと思って意外だった」「確かに、一度言葉として吐き出してみるとスッキリする」という感想が出た。

 次回の会合でも、再び時間を取って、書く体験をしてみようということになった。

コメント0

「イノベーションの実践 「つなぐIT」を使い倒す」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

コメント入力

コメント(0件)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

企業や官公庁の幹部のメールボックスの内容が、まるごと数十万〜数百万円で売られている事例もある。

名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官