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反日デモとAKB48

2012年10月16日(火)

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 中国各地で反日デモが暴徒化する直前の9月14日、筆者は出張先のインドネシアの首都ジャカルタで女性アイドルグループ「JKT48」の音楽ライブを観ていた。JKT48は日本のトップアイドル「AKB48」の姉妹グループだ。総合プロデューサー秋元康氏が推し進める海外展開の第一弾として、昨年11月に結成した。メンバーはインドネシア人を中心とする24人の少女たちからなる。

JKT48のメンバーは今夜もジャカルタ市内の専用劇場でステージに立つ

 ライブ会場は、活動の拠点となるジャカルタ中心部の大型ショッピングセンター内の専用劇場だ。グループを運営する電通グローバルビジネス局の西山彰宏氏は、「AKB48のフォーマットを導入した」と話す。

 AKB48も東京・秋葉原に専用劇場を構え、毎日のように公演している。「会いにいけるアイドル」というコンセプトを打ち出し、日本で大ヒットしたビジネスモデルをそのままJKT48に移植した。

 開演直前、会場前に群がる地元ファンたちをつかまえてグループの魅力を聞いてみた。メンバーのアヤナ・シャハブさんがお気に入りだという中学生のビマ君は「カワイイ」と日本語で、ナビラ・ラトナ・アユ・アザリアさんにご執心だというスルヤ君は「フレンドリー」と答えてくれた。そのまま取材を進めていると、「ローマジ(で日本語を)カケル」「ナニナニ?」などと周りのファンたちが集まってきた。ライブが始まっても、「コンバンワー!」「ガンバッテー!」など、日本語が飛び交う。

 秋元氏がインドネシアに輸出しているのは、AKB48のビジネスモデルだけではなさそうだ。日本のポップカルチャーを輸出し、現地で親日家を増やすことに一役買っていた。

KARAや少女時代に負けない

 シャープのインドネシア法人はテレビCMやイベントなどの宣伝活動にJKT48を起用する。現地法人の入江史浩社長は、「JKT48は今後(韓国の女性グループ)KARAや少女時代を超えるアイドルに育つ可能性を秘める。日本のブランドであるシャープと、日本がプロデュースするアイドルグループを組み合わせて、インドネシアの若者層を開拓したい」と話す。

 シャープは海外市場の開拓でサムスン電子やLG電子の韓国勢に後れを取る。インドネシアでも液晶テレビをはじめとするAV(音響・映像)製品では、苦しい戦いを強いられている。

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「反日デモとAKB48」の著者

吉野 次郎

吉野 次郎(よしの・じろう)

日本経済新聞社記者

1996年、日経BPに入社。2007年から日経ビジネス編集部で電機業界や自動車業界、企業の不祥事を担当。2015年4月から日本経済新聞社電子編集部に出向中。産業、経済事件を中心に取材・執筆する。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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