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やはりロンドン五輪は本格的ネット中継への転機だった

米NBCの特設サイトは20億PV、当初の予想を覆し黒字を達成

2012年10月25日(木)

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 前回はメジャーリーグの放映権ビジネスを取り上げ、新たな契約更改でその放映権料が大きく高騰したことをお伝えしました。今回はメジャーリーグの放映権ビジネスのモデルになった五輪放映権、この夏のロンドン五輪における内外の放送界の動きを総括してみたいと思います。連載第5回「ロンドン五輪はユベロスモデル終焉の大会となるか」で、ロンドン五輪が初の本格的ネット中継五輪になると紹介しました。その結果はどうだったのでしょうか。

米国テレビ史上最大の視聴者数を更新

 まずは米国から。独占放映権を獲得したNBCはロンドン五輪の総視聴者数が2億1940万人となり、北京五輪の2億1500万人を超え、米国のテレビ史上最多を記録したと発表しました。今回NBCは米国で人気の高い水泳や体操競技などをプライムタイムに合わせて放送するため、テレビでのライブ中継を行わず録画放送を中心にする番組編成スタイルを取り、それが国内でかなり批判を受けたようですが、結果的にはその作戦は一定の成功を収めた形になりました。

 一方、同社はテレビでライブ中継しない変わりに全競技のインタネーット中継を実施しました。期間中NBCの五輪特設サイトのページビュー(PV)は20億PV、ストリーミング映像の視聴回数は1億5900万回に上り、こちらも北京大会を大きく上回る結果になりました。このネット配信には余談があります。

 実はNBCの中継は誰もが無料で見られるものではありませんでした。視聴にはNBCの親会社であるコムキャスト傘下のケーブルテレビやインターネットサービスに加入する必要があり、加入者のみがライブ動画配信サイトにアクセスできる形を取ったのです。コムキャストとしてはサービス加入キャンペーンのキラーコンテンツとしてロンドン五輪を利用したということですね。

 では「人気種目をライブで見たい、しかしコムキャストに金など払いたくない」視聴者はどうしたか。International Business Timesの記事によると、なんとそれは英BBCが24チャンネルで無料配信しているストリーミング放送を見るという方法でした。

 BBCのストリーミング視聴は無料ですがアクセス制限があり、英国国内からアクセスしたユーザーに限り視聴可能でした。原則米国からは視聴できないはずなのですが、我慢しきれない米国のユーザーは英国内のプロキシサーバーやVPNサーバーを介して形式上英国内からアクセスする形をとって視聴したのです。何ともたくましいと言いたい所ですが、今後ネット中継をビジネスとして発展させるには、1つの技術的な課題を露呈したとも言えます。

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「やはりロンドン五輪は本格的ネット中継への転機だった」の著者

並木 裕太

並木 裕太(なみき・ゆうた)

フィールドマネージメント代表取締役

2000年マッキンゼー・アンド・カンパニー入社後、最年少で役員に就任。2009年株式会社フィールドマネージメントを設立。日本一の社会人野球クラブチーム「東京バンバータ」の球団社長兼GMも務める。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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