• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

他人のおこぼれで食っていて楽しいですか?

「食い物にされた男」が、音楽で食っていけるようになるまで

2012年11月7日(水)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

「あなたは人が稼いだ金のおこぼれで食っていて、楽しいですか?」
 そう言われてムッとした方のために、これからちょっとお話しさせていただきます。

 といっても「バンドマン社長」の私のことなど、日経ビジネスオンラインをお読みの皆さんは知らないと思います。自己紹介をさせてください。

(写真:大槻 純一、以下同)

 2010年5月、僕は『音楽ビジネス革命』(ヤマハミュージックメディア)という本を出しました。

 いちバンドマンの自分が、自分のインストバンド「te'(テ)」のCDを予算10万円で世の中に売り出す」というところからスタートして、自らインディーレーベル「残響レコード」を運営することになった理由。インディーズのロックバンドを中心とするマネジメントと音楽ソフト制作・販売、自前の音楽スタジオの運営、ショップ経営も行う中で、音楽不況と言われる状況の中、社員10数人の会社で年商5億を超えられた理由。現在はメジャーの世界で活動している「9mm Parabellum Bullet(キューミリ パラベラム バレット)」、「People In The Box(ピープルインザボックス)」をはじめとする所属バンドたちと出会った経緯……といった、僕自身の経験を書いたんです。

9mm Parabellum Bullet
2004年結成、2007年メジャー・デビュー。10代~20代を中心に支持を集め、ライブハウスも数万人規模の野外フェスも熱狂させる、ロック・シーンの牽引者的バンド。
People In The Box
2003年結成、2009年メジャー・デビュー。アート性の強い詞世界と緻密なアンサンブルで、ロックの枠に収まらない音楽世界を描き出す3人組。

 僕は経営を学んだことはありませんし、ビジネス書は読みますが何冊かの例外を除いて「答え合わせ」「元気チャージ」のためです。ですので、残響レコードがうまくいったのは、まぐれ当たりで汎用性がない、と思われるかもしれません。

その仕事は価値を増やしているのか?

 しかし、自分のこれまでの経験は全部、「誰にも真似できないオリジナリティを追求する」という大原則を実践するために、どういうルールを自分に課すべきかを考え続けた結果だ、という実感があります。それは音楽業界に限らず多くのビジネスの局面で役に立つはずだと考えて、本を書いたわけです。

※このあたりの内容は、2011年1月の『日経ビジネスアソシエ』の誌面と、その番外編としてここ『日経ビジネスオンライン』で掲載されたインタビューでもお話ししたので、ご記憶の方もいらっしゃるかと思います。もしよろしかったら「社員に赤字を怖がらせない。だから売れるCDを出せるんです」も見ていただくと、さくっと当時の私の考え方の根本が分かるかと思います。もちろん今は、当時よりもずっとアップデートしておりますが。

 さて、「河野は自分の作った会社を切り回して、音楽業界の中でそれなりの実績を上げているんだな」とひとまず納得していただけたとしましょう。するとおそらくあなたは思うことでしょう。「だからといって、『人の仕事のおこぼれで食っている』とは何だ」と。

 お怒りになるのは当然です。でも残念ながら、レコード業界の方には限らず、会社にお勤めの方とお付き合いしていると、かなり多くの方が自分で気づかずに「人の仕事のおこぼれ」で食っているというのが、僕の実感です。もちろん個人的な印象でしかありませんが、おだやかに言い換えると「この人がいることで、仕事に他では得られない付加価値が付くんだろうか」と疑問に思うことがたびたびあるのです。

コメント10件コメント/レビュー

内容と題名があっていないような気がしますね。下のコメントにもありますが、自分のやりたいようにやっているといっても、所詮アーティストの仲介役という意味では、おこぼれの最前線と言えるでしょう。やっていること自体も別に目新しくもないですし。もっとも自分がいたって一般的で何も珍しくないってことから目をそらし、それを認める怖さから逃げてる人にしか見えません。特に「10数人で5億の売り上げまで・・・」のあたり、売り上げが自分のやってきたことの価値を証明してくれているんだ、という不安感が丸見えです。(2012/11/08)

「バンドマン社長の「世界一単純な経営論」」のバックナンバー

一覧

「他人のおこぼれで食っていて楽しいですか?」の著者

河野 章宏

河野 章宏(こうの・あきひろ)

残響レコード社長、ギタリスト

1974年生まれ。岡山県倉敷市出身。2004年に自主レーベル「残響レコード」を10万円の資金で立ち上げ、2010年の決算ではグループ年商5億を売り上げる。「te'」のギタリストとしても活躍中。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

内容と題名があっていないような気がしますね。下のコメントにもありますが、自分のやりたいようにやっているといっても、所詮アーティストの仲介役という意味では、おこぼれの最前線と言えるでしょう。やっていること自体も別に目新しくもないですし。もっとも自分がいたって一般的で何も珍しくないってことから目をそらし、それを認める怖さから逃げてる人にしか見えません。特に「10数人で5億の売り上げまで・・・」のあたり、売り上げが自分のやってきたことの価値を証明してくれているんだ、という不安感が丸見えです。(2012/11/08)

最近ツタヤにはマイナーなアーティストの作品が結構置いてあって不思議に思っていたんですが、PPTという仕組みがあったのは知りませんでした。正直「これこの店で何人が借りるんだろう」というのが結構あります。僕はそんなマイナーな日本語ラップばっかり借りてますが。(2012/11/07)

マテリアルではなく、コンテンツのビジネス固有の利点を独自に見出して、形にしていったわけですね。非常に興味深い記事でした。(2012/11/07)

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

お客様が低価格に慣れてきている。

片岡 優 ジェットスター・ジャパン社長