• ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

現代ビジネスではスーパーマンよりも「ゴレンジャー」が強い

2012年11月8日(木)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 今の時代を生き抜くためには、スーパーマンのように、全てにおいて飛び抜けた能力を身につけることは難しいです。それよりも、特徴ある仲間の能力を、組織的に組み合わせる方が良いのです。なぜなら、敵、すなわち市場は多種多様だからです。総合力で優る組織が勝ち残ります。ビジネスの世界で戦える戦隊が必要なのです。
 チームで勝つための組織作りのヒントが、昔の戦隊物にありました。今回は、少し変わった切り口から、理想的な組織論を述べたいと思います。

戦術を活かす戦略の決定が大切

 戦術だけでは、勝てません。どれほど、武術に秀でている人がいたとしても、1対1の試合でない限り、勝つことはできません。組織で戦うためには、戦略が必要なのです。日本は、欧米民族のような狩猟民族より、農耕民族の歴史の方が長いのです。特定の人に依存するよりも、総合力で生き抜いてきた民族であると言えます。

 もちろん、戦術が不要であると言っているのではありません。一人ひとりの能力は当然、高めていかなければならないのです。それぞれのシーンでは、戦術と戦術の勝負となります。戦術をどう組み合わせていくか、どこでどんな戦術を使うか。これが戦略です。

 だから、戦術よりも戦略が大切です。ランチェスターは、戦闘の数理モデルに成功しました。これはビジネスでも応用され、ランチェスター経営と呼ばれています。第一法則は弱者戦略として、第二法則は強者戦略として適用するのが良いとされています。個々の能力は同じでも、戦略の違いで総合力は大きく変わってくるということです。

 つまり、物事を決定する時には、戦術的な視点ではなく、戦略的な視点が必要だということです。戦略的な決定ができるためには、そのための準備を予めしておく必要があります。それが組織なのです。組織力とは戦術だけでは実現できない力を発揮するモノです。

戦う組織のファンクション

 戦う組織とは、どんなモノでしょうか。こうすれば完璧だ、というのはありません。時代によっても違うし、業界によっても違います。カタチで考えるには限界があるのです。私は、いつもファンクションで捉えることを進めています。役割、効用、狙い、働きなどで捉えるということです。それがファンクショナル・アプローチです。

 つまり、戦う組織に必要なファンクションを考えることが大切です。そのファンクションが整っていれば、無敵のような理想的な組織ができるのです。もし、うまくいかなかったのであれば、ファンクションのどれかが達成できなかったからです。

 まず、理想的な組織のサンプルを設定したいと思います。私自身、最高の組織だと思うのが、『秘密戦隊ゴレンジャー』です。子供心に、無敵の組織だと思っておりました。それぞれ個性があり、バラバラだと勝てない相手でも、組織力で必ず勝利を収めています。こんな組織が実際にあれば、どんなビジネスでもうまくいくのではないでしょうか。

 子供番組ではないか、と言われるかもしれません。その通りです。だから、良いのです。理想が追求されているからこそ、そこにあるべき姿があるのです。表現が子供向けになっているだけで、その本質はビジネスに大いに役立つものなのです。

「「明日の決定学」」のバックナンバー

一覧

「現代ビジネスではスーパーマンよりも「ゴレンジャー」が強い」の著者

横田 尚哉

横田 尚哉(よこた・ひさや)

ファンクショナル・アプローチ研究所

顧客サービスを最大化させる経営改善コンサルタント。米GEの価値工学に基づく改善手法を取り入れ10年間で総額1兆円の公共事業改善に乗り出し、コスト縮減総額2000億円を実現させる。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

閉じる

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

日本の経営者は、経験を積んだ事業なら 失敗しないと思い込む傾向がある。

三品 和広 神戸大学教授