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「スマイル」がなくなったマクドナルド

  • 田代 真人

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2012年11月2日(金)

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 マクドナルドが10月1日から注文カウンターのメニューを廃止しておおよそ1カ月が経つ。効率的にレジを進めるため、客単価を上げるためなど、その理由としては、いろいろと憶測を呼んでいる。また、当然のごとく利用者の賛否(というより「否」の方が多いのだが)の意見がサイトにあふれている。

マクドナルドのサービス改変

 納得しないなどの意見も多いので、確認のため10月2日に私も店舗に行った。そこではたしかにレジ横のカウンターにメニューはなく、上の看板のメニューに目をやったが、あいにく私は目が悪いため、看板のメニューがよく見ない。そこで店員に「目が悪いので見えないのですが」と言うと「ではこちらをどうぞ」とA4程度のメニューをカウンターの下から出してくれた。

 また、別の機会にマクドナルドのアルバイト諸氏に取材したところ、上の大きなメニューが見えないなどの対応は、別途カウンターにメニューを用意しているほか、店の入り口などにB5程度のチラシ状のメニューを置いているとのこと。

 その他、店独自の判断で、別に作ったメニューをレジカウンターに置いたままにしているところもあるそうだ。入り口にはメニューの立て看板を立てたり、店内の壁に表示したりしているそうだが、その前に人が群がって、これもまた評判が良くないらしい。

 だが今回のサービス改変でもっとも影響を受けた人たちは、実はいろいろなハンディキャップをもっている人たちだ。ようはメニューを指さして注文する人たち。言語聴覚が不自由な人はもちろんのこと、外国人もそう。子供だって「これ」と指で注文するだろう。

 そもそも昨今は、言葉を発することに抵抗を感じる人が増えている。以前、メールの普及でリアルタイム・コミュニケーションが苦手な人が増えていると書いた。中高生も携帯電話の利用は、既に通話よりもメールの方が多い(資料)。しゃべらなくても意思の伝達はできるし、リアルに返答しなくても済むメールは、むしろ会話よりも都合が良いと感じる人が増えている。

 であれば、前述した言語聴覚が不自由な人、外国人、子供のみならず、指さしで注文する方がいいという人たちは、マクドナルドへ行くことに抵抗を感じることだろう。いままで「これとこれ」という言葉だけで済んでいたものが、朝から「マックグリドル ソーセージ&エッグ・チーズとコーヒー」と注文しなければならない。

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