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途方もない南海トラフ巨大地震の被害想定が“好機”を生む?

新想定てこに静岡県が推進する上限なき震災対策

2012年11月26日(月)

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 静岡県下田市取材を終え、東京へと戻ったチームぶら防。次なる取材の準備をしているところに、防災の鬼こと防災・危機管理ジャーナリストの渡辺実氏から緊急招集がかかった。今回、唯一実現できずに心残りだった、静岡県の防災担当者へのインタビューが可能になったという。つかの間の休息も許されず、チームぶら防が再び集結した……。

 静岡県下田市の取材から1カ月あまり。「なんとか静岡県の防災担当者に話を聞けないものか……」と、下田取材の前から話していた渡辺氏から突然連絡があり、チームぶら防のスタッフに緊急招集の命令が下った。「前から会いたかった“人物”に話がついた。東京で取材するから集まってくれ」という。もちろんです、喜んで!

 渡辺氏の連絡から数日後、スタッフ全員が日経BP社の応接室に集結した。今回は街をぶらりするのではなく、今回の南海トラフ巨大地震の被害想定に対する静岡県としての見解とその防災対策について、ズバッと斬り込もうという算段のようだ。

 「おっ、今日は呼び出してすまなかったね。東京に来ると聞いて、いても立ってもいられなくなったんだよ」と防災の鬼が声をかけたのは、静岡県危機管理部の岩田孝仁危機報道監。静岡県庁の中でも「長年、東海地震の防災対策を担当してきた防災のスペシャリスト」(渡辺氏)だ。「30年以上にわたって静岡県が進めてきた東海地震対策について、表も裏もぜ?んぶ知っている」と渡辺氏が評する、言わば静岡県の“防災の鬼”といったところか。そんな本家(?)防災の鬼の渡辺氏も一目置く岩田氏へのインタビューは、チームぶら防が敢行した下田取材の話から始まった。

「静岡県としての本音を聞きたい」といって防災の鬼が取材を熱望した、静岡県危機管理部の岩田孝仁危機報道監。実は渡辺氏とは数十年来の知り合いという

 「この前、下田を取材して、これは岩田さんにも話を聞かないといけないなと思ってね……」とにこやかに話す渡辺氏。「というのも、下田市民の方々と南海トラフ巨大地震の話をしていると、静岡県が公表している東海地震の第3次想定の話題が出てくるんだよ。彼らの中には、間もなく県の第4次想定が出てくることを知っている人もいる。市民としては、今回国が出した南海トラフ巨大地震の被害想定よりも、県の被害想定を強く意識している感じだった。こんなこと、日本中で静岡県以外にはない。この状況をどう理解すればいいか、直接聞いてみたいと思ったわけだよ」(渡辺氏)

 改めて取材を申し込んだ理由を明かす渡辺氏に対して、岩田氏も「いやぁ、そうですか。これまで、ちょっと脅かしすぎてしまいました」と苦笑い。「しかし、(スタッフの方を見て)第3次想定なんていわれても、静岡県民以外のぶら防読者は分かりませんよね」と和やかなムードで対談の幕が切って落とされた。

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「途方もない南海トラフ巨大地震の被害想定が“好機”を生む?」の著者

渡辺 実

渡辺 実(わたなべ・みのる)

防災・危機管理ジャーナリスト

株式会社まちづくり計画研究所代表取締役所長、日本災害情報学会理事、NPO法人日本災害情報サポートネットワーク理事長。国内外の災害現場からジャーナリスティックな提言を行う。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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