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売れ残らないTシャツの作り方、見つけました

目利きの力を引き出すカラフル・ボードのIT力

  • 戸川 尚樹

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2012年11月29日(木)

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 面白いベンチャーに出会った。2011年11月に設立され、まだほとんど知られていない「カラフル・ボード」という会社だ。

 カラフル・ボードは「流行をみんなで創ろう」というスローガンを掲げるファッション・コミュニティ・サイトだ。ユーザー登録すれば、誰もがクリエイターとしてデザインをサイト上の「ギャラリー」に投稿できる。登録したユーザーは評価者(スコアラー)として、ギャラリーで公開しているデザインの人気投票に参加できる。

 スコアラーから高い支持を受けたデザインについては、Tシャツなどのオリジナルアイテムとして商品化し販売する。カラフル・ボードの収益源は、Tシャツなどのアイテムの販売収入の一部や企画料だ。Tシャツなどの作成をカラフル・ボードに委託したクライアント企業と製品の販売収入を分け合う。製品化されたアイテムのクリエイターには、製品の販売数に応じてロイヤルティを支払う。

 「僕たちは、消費者が参加してデザインを創出するための場を提供する『ソーシャルデザイン・プラットフォーム』企業です。我々のサービスを活用すれば、売れ残らないTシャツなどを作れるのです。既にジーンズメイトやアルビレックス新潟(Jリーグ)などの企業とコラボするなど実績も着実に増えていますよ」。32歳のカラフル・ボードの渡辺祐樹CEO(最高経営責任者)はこう話す。

 渡辺氏は、慶応義塾大学理工学部を卒業し、2005年にIT(情報技術)企業のフォーバルに入社。同社のアントレプレナー制度を活用し、フォーバルの大久保秀夫会長から、起業家精神を学んだという。2007年にIBMビジネスコンサルティングサービス(当時)に転職し、戦略コンサルティング業務に従事。公認会計士の資格を持つ。

カラフル・ボードの渡辺祐樹CEO(最高経営責任者)

 ジーンズメイトは今年6月、カラフル・ボードの仕組みを活用してTシャツを作成した。2000円以上の価格のオリジナルTシャツを250着生産し、ほぼ完売させた。ジーンズメイトの相庭了執行役員は「面白い取り組みだと思って、気軽な気持ちで試験的に活用してみたところ、想像していた以上にうまくいった」と評価する。

 ジーンズメイトはカラフル・ボードとのコラボ第2弾に取り掛かっている。現在、プロレス団体の新日本プロレスリングと共同で、カラフル・ボードのサービスを活用して、プロレスをイメージしたTシャツを開発中だ。

 カラフル・ボードがサービスを開始したのは今年3月。ユーザー数1000人、デザイン24件からスタートし、今年10月時点ではユーザー数6000人、デザイン100件以上に拡大。ジーンズメイトとのコラボが軌道に乗るなど、滑り出しは好調だ。「来年3月までにユーザー数2万人を目指し、5年後には株式を上場するのが目標です」と渡辺CEOは話す。

人気アイテム生産のプラットフォーム

 カラフル・ボードの目指す先は、単なるファッション・コミュニティ・サイトではない。渡辺CEOは、「我々は売れ残らない人気アイテムを生産するプラットフォームとして、企業にサービスを提供しています」と明言する。

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