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能力は悩力から、効率は考率から

能力、効率を高める2つの問い

2012年12月5日(水)

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 あなたは、新しい仕事を始める時、検索するコトから始めていませんか。作業の時間が無くなった時、頑張るコトから始めていませんか。検索するコト、頑張るコトを、能力と勘違いしていると、本当の能力は身につきません。悩みたくない、考えたくないかもしれませんが、ワンランク上のスキルを身につけ人、誰もが通ってきたステップです。是非、乗り越えてください!

 知識は能力ではない

 多くの知識を蓄えているから、能力が高いとは言えません。ここを間違えると、能力を上げるために、情報をかき集めるコトになります。例えば、重要な決定をしなければならない時、他人や資料に知識を求めたところで、正しい決定ができるとは限りません。まして、ネットでなんでも検索できる時代です。知識自慢で差別化は、できなくなりました。

 確かに、知識は必要です。記憶力も能力の1つかもしれません。私たちは、知識を学び、いつでも引き出せる能力を身につけています。基礎的な教育として、一人前になるまでに、必須のプロセスです。

 だからと言って、能力があるとは言えません。基礎教育を受けた人、全員に能力があるのではなく、そこから先の未知な問題に対して、解決できるかどうかなのです。それは、悩みを乗り越える力です。閃きや工夫なのです。情報がないから、教育を受けていないから、資料がないからといった主張は、「悩力」のない人です。

 だから、知識に満足しないで頂きたいのです。例えば、Nine Dots Puzzle(9点を一筆の4直線で繋ぐパズル)と言う、余りにも有名な問題を思い出してください。答えの知っている人は、悩むことができません。知識が邪魔をしてしまうのです。

 では、この9点を一筆の3直線で繋ぐことはできるでしょうか。2直線や1直線ではどうでしょう。知識に頼るのではなく、自分の脳で悩むコトが能力になるのです。判りますか?

(解答は、この記事の最後のページをご覧ください)

 汗水たらしても、効率は上がらない

 効率を上げると言っても、頑張るコトではないのです。仕事の効率を上げるために、汗水たらして必死になっても、上がる効率は知れています。ダラダラ仕事をすることは、論外ですが、それなりの効率を、更に上げることはできません。必要なのは、どれだけ考えているかです。新しい手段を考え出せれば、効率は一気に高まるのです。

 もちろん、頑張るコトで効率はあがります。1日14時間働けば、それなりの成果も出るでしょう。ゆっくり歩くよりも、走った方が時間の短縮になります。メールも電話も、必要最小限の内容にすれば、相当、効率は上がることになります。

 しかし、物理的な限界はいずれ来るのです。目的地に早く着くために、速度を上げるようなものです。渋滞を早く抜けるために、車線変更を繰り返すようなものです。そうではなく、「そもそもほかに道路がないのか」「移動しなくて済ませないか」を考えることなのです。処理能力による効率化ではなく、手段変更による効率化が大切なのです。

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「能力は悩力から、効率は考率から」の著者

横田 尚哉

横田 尚哉(よこた・ひさや)

ファンクショナル・アプローチ研究所

顧客サービスを最大化させる経営改善コンサルタント。米GEの価値工学に基づく改善手法を取り入れ10年間で総額1兆円の公共事業改善に乗り出し、コスト縮減総額2000億円を実現させる。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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