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こんなに安く!? アマゾン価格で値切ってみた

迫る家電収益モデルの限界

2012年12月7日(金)

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 11月19日号の日経ビジネス「時事深層」で、「家電量販、『アマゾン価格』に怒り」という記事を書いた。想定以上の反響があり、大変ありがたく思っている。

 だがこの記事は、読者に少なからず誤解も生んだようだ。記事に対するウェブサイト上の書き込みには「アマゾンはそんなに安いのか」「実店舗を持つ家電量販はネットに勝てない」と、いったものが溢れた。必ずしも間違った感想というわけではないが、私が取材した中での実情からは少し距離がある。

 今回は「量販店とアマゾンの価格はどっちが安いのか」という疑問に対し、読者がもう少し現状に近い感覚が持てるように、記事を書くために実施した価格調査の結果の一部を明らかにしようと思う。1人で行ったものなので、非常に限られた製品についての言及に留まるが、読者の方にはその点を踏まえて読んでいただければ幸いである。

表示価格でのアマゾン優位は1割

 まず、簡単に調査の手法を説明する。初めに下調べとして、価格比較サイトの「価格.com」でテレビ、デジタルカメラ、炊飯器、オーブンレンジ、空気清浄器といった複数の分野の売れ筋上位機種について、アマゾンと家電量販店の価格を比較。ポイント還元分を割引と考えてもなお、アマゾンの方が安い機種をリストアップした。それらについて実際に家電量販店の店頭で価格を確認し、店員と価格交渉をする、という流れだ。

 実施期間は10月中旬~11月初旬。このうちの平日2日と、土・日の2日の計4日間で、家電販売の都内の激戦地である秋葉原、池袋、新宿、有楽町にある各店舗を訪れた。対象となった企業はヤマダ電機、ビックカメラ、ヨドバシカメラだ。

 さて実際の調査だが、最初の条件である「価格.comで家電量販店よりアマゾンの方が大幅に安い機種」を探すのが意外と苦労する。ここで言う「アマゾン」とは、米アマゾン・ドット・コムグループが仕入れ、直接販売しているものであって、アマゾンのサイトに出店している他の事業者のことではない。サイトの表示価格上は確かにアマゾンが安い場合も多いが、家電量販店がつけているポイント分を差し引いても下回るのは意外と少ない。また売れ筋上位に、家電量販が扱っていない型落ち品やアマゾンでは取扱いがない製品が上がっていることも多く、そもそも比較が不可能な場合も少なくない。

 結局、4日間の調査のために価格.comで200機種以上の家電製品を調べたが、実店舗での価格交渉のリストに上がったのは21機種だった。ネットの売れ筋商品のうち、表示価格についてアマゾンが優位だったのは約1割、というわけだ。

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「こんなに安く!? アマゾン価格で値切ってみた」の著者

中川 雅之

中川 雅之(なかがわ・まさゆき)

日本経済新聞記者

2006年日本経済新聞社に入社。「消費産業部」で流通・サービス業の取材に携わる。12年から日経BPの日経ビジネス編集部に出向。15年4月から日本経済新聞企業報道部。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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