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ハーバードを見て米国のビジネススクールと思うなかれ

なぜポーター教授やクリステンセン教授は影響力があるのか

2012年12月25日(火)

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 この連載コラムでは、筆者が先月上梓した『世界の経営学者はいま何を考えているのか(以下、『世界の~』と記載)』では書ききれなかった、「経営学のフロンティアの知」の興味深いトピックをいくつか紹介していきます。

 ただし前回と今回だけは、米国のビジネススクール事情をお話ししながら、「ビジネススクールはどうあるべきか」という少し大それたテーマについて、私見を交えて議論していこうかと思います。

 まずは前回のおさらいです。

― 米国の大学はおおまかにいって、少数の「研究大学」と多くの「教育大学」に分かれる。日本でも名の知られているような大学は、規模の大きい研究大学であることが多い。

― ビジネススクールの教授にも「研究中心の教授」と「教育中心の教授」がいる。上位のビジネススクール(=多くは研究大学のビジネススクール)では、研究中心の教授がマジョリティーを占める。

― 研究中心の教授は、経営学研究の世界で「知の競争」をしている。米国での知の競争とは、論文を優れた学術誌に載せることに他ならない。

― しかし、上位のビジネススクールでも少なくとも例外が2校ある。1つは「起業論の総本山」のバブソン・カレッジであり、そしてもう1つハーバード大学である。

 というわけで、今回はハーバード大学の話から入りましょう。

ハーバードにいる「第三の教授」

 言わずと知れた世界最高峰の「研究大学」であるハーバード大学ですが、この大学のビジネススクール(ハーバード経営大学院;以下、HBS)は、他の研究大学のビジネススクールと比べると特異な存在といえるのではないか、と私は考えています。

 まず、HBSの教授陣をみると、その中には「教育中心の教授」が少なからずいらっしゃいます(もちろん他の研究大学にも教育中心の教授はいるのですが、HBSはその比率がやや高いようにみえます)。

 もちろんこういった教授も、経営学教育の分野では一流の素晴らしい方々です。デイビッド・ヨッフィー教授などはその代表かもしれません。ヨッフィー教授は、企業分析の有名なケースをいくつも書いており、それは世界中のビジネススクールで教材として使われています。

 そしてそれに加えて、実はHBSには「第三のタイプの教授」がいるのです。

 それは、「『査読論文の数』という意味での研究業績はそれほど顕著ではないが、世界的に大きな影響を及ぼしている経営学者」としての教授です。

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「ハーバードを見て米国のビジネススクールと思うなかれ」の著者

入山 章栄

入山 章栄(いりやま・あきえ)

早稲田大学ビジネススクール准教授

1996年慶応義塾大学経済学部卒業。98年同大学大学院経済学研究科修士課程修了。2008年、米ピッツバーグ大学経営大学院より博士号(Ph.D.)を取得、米ニューヨーク州立大学ビジネススクール助教授を経て現職。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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